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フルートのこと、響きのことなど 我が家に住まうフルート吹きたちが勝手気ままにおしゃべりします
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また、留守にした隙に猫が口を出した
油断も隙もない
そして
「もうどこへも行っちゃ駄目」
とすがりつくのを振り払いアンサンブルのレッスンへ出かける

今日のテーマは信じる事と疑う事

割合に女性は
自分が好ましく思う人の意見は鵜呑みにしやすい
「だって○○さんが言ったんだもん」
でたぞ、必殺「だって・・・・なんだもん」
それは他に転嫁しているだけなのだ

そして男性は自分が(自分の方法で)
納得した事しか信じない方が多いように思う

毎週、「音が出ませぬ」と言いながら
鏡の前で背中を丸めて音を伸ばし続けるOさん
「指を動かしてみると力が抜けて音が出しやすくなるかも知れませんよ」
と言っても
「なんとも、音が出なければ始まりませぬ」
「立派な音が出ているではありませんか」
「いや、まだまだでござる」
自分自身の出している音を全く信用していないのだ

毎週、楽しそうに
「今日は完璧!まかしといて」
と朗らかに登場するNさん
楽器の角度や息の方向はほんの僅かな事で変化し
吹くたびに違う音が出てしまう事に気づかない
自分自身の出す音に対して疑う事を知らないのだ

一本歯の下駄さえ履いていれば
重心が安定しいい音が出る、と信じてしまうのは愚かな事だ

チューナーさえ置いて(持って)いれば安心だ、と思い込むのは
ある意味幸せかもしれないが
音楽家としてはやっぱり不幸だ

3日吹いていないから今日はいい音が出る筈が無い
と思って始めて良い結果が出た事があるか?

ロングトーンさえしていれば上手くなる?
1日のはじめはソノリテから?
この音苦手、と思って楽に吹けた事があるか?

疑い始めたらきりがない
疑念を晴らすために様々な角度から検証するのだ

「自分自身に対して懐疑的であれ、しかし否定的になるな」
響きの会の指導者の丸山さんがよく言う事だ

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ぼやぼやしている間に
どんどん猫が口を挟んできている
奴は確実に領土を広げているようだ
このままでは侵略される
猫度は10%に過ぎないのだ

で、今日はフルートの話題、断固としてフルートの話題
そうそう、アルトフルートの名器
George.W.Haynesがセルマー社で制作した
通称「ジョージ君」が帰って来たのだ
New York SELMER #105



そろそろ90歳になろうという年齢だ
みよ、このライザーの低さ!



頭部管にリッププレートが張り付いているみたいだ
そして、この重厚な作り



総重量は1Kgある!
この楽器を吹くときはいつも
こっそり椅子を斜めに置いて右肘を背もたれに乗せている

そして、この可愛らしい右手小指部分



新しいパートナーをよろしく

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ごめんくにゃさい



愛と希望は要りませんか?
お望みの方にはお分けしましょう 
ついていらっしゃい




さあ、お撫でにゃさい
この艶やかで豊かな愛と希望を






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Sさん、コメントありがとうございました
他の皆様もご心配おかけしました
ようやくですが、だいたい大丈夫です

それから、Sさん
今日は「あれ、こんな音だっけ」って
あんまり思いませんでしたよ
セルフチェックが段々機能するようになってきましたね

ところで
難聴と言うのは良く聴こえないことを言うのだと思っていた
実際、聴力検査では
良くない耳の方では良い記録は出ないのだが
日常は両耳で聞いているので「聴こえない」と感じる事よりも
「うるさい」と感じるほうが多い

人の声はバリトンとアルトが強烈に響いてしまい
なぜかテナーは違和感が無い

自分のフルートの音は特にESとDが聴きわけにくく
基音の1オクターブは妙な2重奏
それは下へ行くほど強くなりどちらが本物だか判然としない

そんな状態でもロングトーンだけは2時間程度続けた
いきおい慎重に発音するようになる
鳴らさないように、倍音を極力避けて
純粋な音を静かに穏やかに保つ努力をする
息が出ないように胸や喉を締め付けないように
注意深く意識をフルートから遠ざける

他人のフルートの音は
倍音を多く含む音質は耳に痛い
普段よりも一層痛い
デュエット(二人でする方ね)でピッチが合わないと
普段よりももっと悶絶する
フレーズの終わりが強いのは余計に気になる
後から膨らます奏法も耳が許さない
この数週間いつもよりもレッスンがキビシーと感じた方も多いだろう

テレビの音も極小にして
なるべく空調も使わず
許されるのならパソコンも使いたくない
人と接しないようにして
猫とだけ静かに静かに暮らすのだ

難聴は聴こえない病気ではなく
音に対してひどく敏感な病気なのだろう

でも、治ってしまったら
きっとすぐ無神経になっちゃうんだろうな

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約3週間前
突発性難聴と診断された
ストレスが原因とされ特に若い(大事な所だ)女性に多いという

その数日前から自分の吹くフルートの基音の一部に
聴こえる筈の無い倍音が聴こえていた
おそらく2度とか4度とか
その頃生徒さんから
「実は突発性難聴なのです」というカミングアウトがあった
 ・・・・・?それ、おばちゃんもかも・・・
と漠然と思いながら
「エレベーターに乗っているみたいにボーって鳴っているんです」
 という生徒さんの言葉に
 ・・・・いや、おばちゃんは違うだろ、と打ち消し
「お気の毒です。ご無理の無いように、早く治してくださいね」
と答える

それから数日後
茨城笛の会コンベンション出演のための練習に参加する
合奏の中で自分の低音域が聴こえない
タンポが合ってなくてかすっているのか
あるいは音が出ているのか判然としない

さらに翌日の水曜日
コンベンションの下見のために昭和音大へ出かける朝
兄の声が頭の右半分にぐわんと響く
げっと思いつつ兼ねてからの約束である昭和音大に向かう
そして打ち合わせ
管楽器奏者の声はだいたい大きい
常に腹を使っちゃうのだろう
昭和音大のK先生の声が兄以上にぐわんぐわん響く
しかし、テナーの話し声や女性の声には不快感を感じない

翌日の木曜日
ようやく時間が出来たので近くの耳鼻科へ
聴力検査の結果「突発性難聴−低音版」と診断され
ステロイドによる治療を承諾する
「原因はストレスなので安静にするように
 耳の安静と言うのは静かな所にいる事だから
 あなたの場合は難しいのかもしれないけど、なるべくね」

翌日、再び聴力検査
若干検査結果が良いのでステロイド服用を続ける事になる

更に翌々日の日曜日は響きの会の練習日
その日の音出しはじめはエフバス
聴き取りにくい音域の楽器
案の定自分の音が聴こえない
そのうち、指導者の丸山さんが声を張り上げる
街中の喧噪、合唱団の練習の声、子供を叱る母の声、絶え間ない空調の音
ついに降参早々に退散する

週明けの月曜日、再々度聴力検査
結果に改善が見られないので大きな病院を紹介される
そこで4度目の聴力検査
面倒な事になったな、と思いつつ
気合いと集中で聴こえない音も聴きとる
その結果、難聴としては軽度なので薬の服用で治療すると判断され
2週間分の薬が処方された

それから毎日自分の内なる音に耳を傾ける
低周波数に弱いので空調、換気扇、扇風機、パソコンのモーター音
普段は気にならない音に圧迫感や閉塞感を感じる
自分の笛の音は殆ど2重になって聴こえる
もの凄くへんてこな2重奏
ステロイドの効果は極僅かずつで
昨日よりも良くなっているのかどうかがわからない日々が続く

そんな日々、村上さんのレッスンに赴く
いつもの通り治療室でご主人のマッサージも受ける
肘のあたりや足にもツボがあるらしく
刺激されると、弱い右側がよけいに痛みを感じる
手当をしてもらい気分が軽くなる

そして、2週間分の薬を飲み終えた今日
5度目の聴力検査の結果
「聴力には問題が無いので治療を終了しましょう
「まだ自分の音のフルートの音には余分な倍音が聴こえるのです」
「ならば、あとひと月分薬を出しておきましょうね
 耳の病気は速く治療する事が肝要ですから
 何か異常があったらすぐに来てください」

特別に笛吹きに多い病気と言う訳でもないのだろうが
経験者は多いようだ
笛の音が直接耳骨に響くからだろうか
変な倍音が聴こえたら、すぐ耳鼻科へGO

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プロフィール
HN:
フルートのおばちゃん
年齢:
63
性別:
女性
誕生日:
1961/04/01
職業:
しがない笛吹き改め花も実もある笛吹き
趣味:
料理 猫
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