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フルートのこと、響きのことなど 我が家に住まうフルート吹きたちが勝手気ままにおしゃべりします
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月例、夕べの宴から
月に1度は師匠との宴がある
毎回、会話が楽しい
日頃の疑問をいつもぶつけるのだ

夕べの話題
「こんな本知ってる?」
見せていただいたのは
野田弘志著「リアリズム絵画入門」
師匠のお友達の本だ
ざっと見出しを見せていただいただけで
全てがフルート演奏において考えるべきことを示唆している
「読みたいですぅ!」
読まなきゃ

次の話題
「先生は何故フルートを吹くのですか?」
「(フルートが)あったから」
「選んだ訳じゃない?」
「そう」
「・・・・・・・・・」
「例えば(青木)明先生にお話を伺うと
 フルートが吹きたくて吹きたくて
 竹箒やはたきの節を抜いて吹いたっておっしゃってましたよ」
「へぇ〜、それもすごいね」
「僕は寧ろ、その後クラリネットを吹いてみたり
 他の楽器でも遊んでみた」
「結局、フルートを専門にしたのは何故ですか?」
「前からやっていたし、まあ、一番上手く扱えたからかな」


「以前、先生は楽譜は(本と同じように)読む物であり
 聴く物ではない、演奏者は必要ない、
 とまでおっしゃったことがありますよね
 でも、先生は演奏される、何故ですか?」
「(本来はそういう物であるべきだけれど)
 現実はそうではないから」
「そうだよねぇ」


「趣味の良し悪しの判断ってどうやって教えたらいいのでしょうか
 骨董屋の息子の教育みたいに良い物だけを見せるというのは
 今の情報の溢れる時代には難しいと思うのです」
「僕は、ずっと先生には恵まれて来たのだよ 
 良い先生しか知らない
 川崎先生との出会いもそうだし
 小学校の先生も、中学校の音楽の先生も
 リサイタルなんかを聴かせてくれるような歌手だった
 そう、小学4年生の時にN響のマタイを訊いた」
「小4でマタイ!すごい!!」
「五、六年生はキンダーコアでステージに乗っていたんだ」
「うらやましい!」
「でも、師匠と同じ良い先生に習った人が
 皆、音楽家になった訳ではないのですよね」
「組み合わせと積み重ねの問題だよ
 ニコレとクリュネルに習えたこともそうだし」

このあと、ニコレと禅の話
クリュネルとコンセルバトワールの話に広がり
まだまだ宴は続くのだった

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音楽って何だろう
やっぱり考える

音を楽しむ?

今の若者達のように
うきうきとタテノリしたりタオルを回したりするのが楽しい?
確かに愉しいけれど
でもそれだけが楽しみだったら
クラシック音楽は楽しくない物ばかりだ・・・・・


Wiktionary日本語版で「楽」を引いてみた
*以下−−−  −−−の間は引用

−−−
字源 象形。元の字を「樂」とする新字体、
   「木」に繭(まゆ)のかかる様を表し、
   櫟(くぬぎ)の木を意味。その音を仮借(藤堂)。
   木に鈴をつけた、祭礼用の楽器の象形(白川)。
意義 音曲、かなでる。
   たのしい、たのしむ −−−

そうか、奏でることを楽というのだ
きっと奏でた音を様々に感じて
それが楽しむという意味に繋がったのだろう

だとしたら、音楽しようよ
良い気分でね

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効率よく練習するためには
チェックリストが必要だと書いた

各々どんなリスとを作ったのだろう

マイゼン先生のクロイツェルエチュード

ここに書かれたチェック項目は素晴らしい

些末なことにとらわれず
必要にして簡潔
Simple is Best!なのだ

身体が無理をしていないかどうか
肩は?頭は?喉は?
重心の位置を常に意識して
ゆったりとして響きが豊かであること
そして、良い気分であること

「なんだよ、当たり前じゃないか」
とご不満の貴兄
練習している間中、常にチェックするのだ
クロイツェルエチュードを練習するときだけじゃなく
デイリーエクササイズだけでなく
楽しくデュエットしている時だって
初めてのエチュードの譜読みの時だって
思い入れたっぷりに好きなメロディーを吹く時だって
常にですよ、常に!!

これらをきちんとチェックしておけば
まず、呼吸がスムーズな筈だ
良い呼吸が出来れば息を保つことも出来る
吸気の筋肉の作用を継続することが支えであるからだ
そして支えられていることによって自由が得られる

でもね
臨時記号がどうとか、リズムがどうとか、指がどうとか
おっといけない!と思った瞬間に
目前の些末なことに意識は奪われてしまうものなのだ

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久しぶりに中川さんのブログを見ていたら
おばちゃんんがいた

そういえば、茨城のフェスティバルに聴きに来てくださって
片付けている時に写真を撮られた
ブログに載せてくださるのなら
もっといい顔したのに・・・・・

この写真の楽器はダブル・コントラ・フルートではなく
コントラバスフルートin Fが正しい名称
そしてさらに、組み立てているのではなく
片付けています
もう一つ
「コダトさん」ではなく「コタトさん」
まっ、いいかぁ

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数10年前、水戸私立第5中学校に通った

色々な出会いがあり様々な影響を受けた

フルートを始めたのも中学校の吹奏楽がきっかけだ

武満徹の音楽に初めて触れたのも
当時の音楽の先生であった深田先生のおかげだ

フルートの調整ねじで簡単な調整を覚えたのも
きちんとソルフェージュしなきゃと目覚めたのも
この頃出会ったKちゃんの影響だ

その水戸私立第5中学校が創立50周年を迎えると言う
おばちゃんが生まれるちょっと前に創立したのだ
なんてことだ!
おばちゃんの生誕50周年も遠くないのだ
大変だ!!

その創立50周年に寄せての原稿依頼があった
数十年前のフルートとの出会いの頃に思いを馳せて
己の原典をたどってみると何か発見が有るかも知れぬ
原稿を書くことも楽しみになりそうだ

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プロフィール
HN:
フルートのおばちゃん
年齢:
63
性別:
女性
誕生日:
1961/04/01
職業:
しがない笛吹き改め花も実もある笛吹き
趣味:
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