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フルートのこと、響きのことなど 我が家に住まうフルート吹きたちが勝手気ままにおしゃべりします
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師匠からお借りした
野田弘志さんの著書「リアリズム絵画入門」
東京行きのバスの道中、じっくり再読する

技術的な基礎トレーニング
これは全くそのまま音楽に当てはめられる
例えば
「線を引くこと」
「円を描くこと」
「グレースケールを作成すること」
「塗りつぶすこと」
「影を書き込むこと」
これらはリアルに描くためには絶対に必要な技術だ

更に平面で見えたことを写すだけでは写真と変わらない
もっとリアルに描くためには近づいて細部を視たい
触れてみて質感も確かめたい
できることなら中身までも視たい

こんなことをそのままフルート演奏に置き換えることで
自分に欠けていることがわかる

どんどん読んでいるうちに
「在る」ということについてもっと考えなければならないのだ
と思い至る
例えば以前、師匠が仰ったフルートを始めた理由
「そこにフルートがあったから」
「在った」
これはフルートが在ったという意味か
音楽が在ったという意味か・・・・・
ならば音楽は存在か?
音楽をするということは行為だ
音というのは現象だ
ならば音楽は?
迷路に入り込んでしまった
そのことをいつもの宴で話すと
「(出口の見つからない)地獄だね」
「そこ入っちゃったのぉ」
「そんなこと考えなくていいんだよ」
とみんな取り合ってくれない
しかし師匠は一言
「音楽は存在じゃないよ」
そうなのか・・・・・・

宗教の話
クリスチャンは本当に神を信じるのだろうか
信じる物は救われると
本当に思っているのだろうか

「先生はマタイを演奏した時に
  その歌詞を理解して演奏されましたか?」
「全然
  でも、ヨーロッパでやるとお客さんの方が
  まるで芝居でも見るように涙を流すのだ」
「そう、涙を流すシーンが在るんだけれど
  そんなこと、こちとらちっともわかっちゃいない
  でも、ただその音楽には感動しながら演奏するんだよな」

「宗教の確信に迫った文学はあったのでしょうか」
「日本人では遠藤周作?」
「そうそう、彼らのグループにはこの野田さんもいてね
  サロンを作って喧々囂々やっていたらしいよ」

この日は午前3時に起きなければならないので
宴は早めに切り上げた

そして、デンマーク戦の[3−1]での勝利
神様に感謝したくなった

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日動美術館の画家のパレットのコレクションは
見事な物だ
寄贈のために用意された物もあるようだが
本当に永年使用されたような
絵の具がうずたかく盛り上げられて
まるで、新しい生き物のようだったりする

そのパレットの中に
「美しい色はあるか
それぞれの好みの色はあると思うけれど
「美しい色」はどうだろう

パレットからキャンバスに移された時に
その色達は本領を発揮する
単独でなく、様々にブレンドされて
陰になり日なたになり、あらゆる表情を産み出すのだ
その創り出された物を見る人が美しいと思ったり
恐ろしいと思ったり、淋しいと思ったり
輝かしく神々しく感じたり・・・・・

では「美しい音はあるか

という話をKさんとして、随分考えがまとまった
充実した時間を過ごした満足感に浸りつつ
「さて、帰ろう」と
水戸芸術館の地下駐車場で待つはるぽのところへ向かう
案の定、エンジンはかからない
なんとなくそんな気がしたんだけどね

ピットに連絡をして取りに来てもらう
しかし、1時間は待つだろうな
こんな時おばちゃんは、おばちゃんの本領を発揮する
「車の不調でエンジンがかからない
 整備士を手配したが到着まで1時間はかかるので
 駐車料金の考慮を願いたい」
ちゃっかり交渉も済ませた

でもね、待ってる間にやっぱりエンジンはかかったのよ
てなわけで、はるぽまたも入院

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やっぱり楽器が多すぎる
毎日吹ききれないのだ
ピッコロや木管フルートは
滅多にかまってもらえないというとても可哀想な目にあっている

猫だったら大変だ
一生の信用を失う

そこで木管フルートを手放そうと考えている



ほぼ100年前に作られたヘインズの木管フルート
誰にでも好まれるような楽器ではないかも知れない
でも、オールドヘインズは人気だ
歌口はこんな風





現代的な音ではないかも知れない
可愛がってくれる人
連絡ください

その後、この木管ヘインズは
6月27日 嫁ぎ先が決まり(100歳にしてJune Bride?)
6月28日 嫁いで行きました 

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元東京交響楽団フルーティストで響きの会の指導者である丸山先生に
「(重心が)上がっているぞ」
と指摘する時の根拠を訊いてみた
「音を聴けばわかる」
そして上がった状態と下げた感じを
フルートを吹いて、また、声を出して実践してみせてくれた

そう。
それは全く同感で
多分おばちゃんだって同じことを示せる
「でも、上がってたっていい音がするよね」
「そう、いい音するんだよ、Sさんみたいにね
  でも、あれは唇のしなやかさで作った音なんだよ」
「同感、Mさんもいい音だけど全然下げられない」
「みんないい音するんだよ」
「うん、そうだね
  じゃあ、丸山先生は自分で下がっていると感じる
  拠り所っていうか、カン所みたいなのはある?」
「ないね。でもね、わかったことが一つだけある
 (上がってしまった状態で)
  下げようと思った時には決して下がらない」

なるほど
これも同感だ
いかにも腹が据わっている(態度がでかい?)丸山先生でさえ
こうおっしゃる
そしてやっぱり自分のことを正確に判断し
かつ、コントロールするのは難しいのだ

指導を受ける側は
とりあえず、「そう、それでよい」が頼りだ
その、OKコールをいただいた時の状態を記憶し、再現しようとする
でも、同じことをしているつもりでも
「Sよ、試しにハラと繋げてみろよ
  びっくりする程上手くなるぞ」
と言われてしまうのだ
そして、「下げようと思った時には決して下がらない」筈なのに
「そう、それでよい」
とOKコールをいただけるのは何故だろう

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やっぱり重心について考える

おきあがりこぼし
おばちゃんちにもそういう玩具があった
卵の形状をしており倒しても倒しても起きちゃうあれだ

底面は球状なので床に密着しない
転がるように出来ているのに
底に重りが入っているので転ばない
起きているための努力は全く必要なく
あるがままにあれば起きている

「あるがまま!」


重心を下げることは「あるがまま」の自分でいるためだ
自分本来の力を封じ込めないために

では卵形の体型になれば良いのか?
う〜ん、それは勧められない

デボストさんの「フルート演奏の秘訣」では
それを実感させるために
3Kgから5Kgの辞書か年鑑を首に掛けさせる
おばちゃんはまだ実践したことは無いけれど・・・・・

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プロフィール
HN:
フルートのおばちゃん
年齢:
63
性別:
女性
誕生日:
1961/04/01
職業:
しがない笛吹き改め花も実もある笛吹き
趣味:
料理 猫
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