夕べの宴から

「美は美しさを意識してなされた所からは生まれてこない」
という話題

師匠に訊いてみた
「先生は美しい音を出そうと思って演奏されないのですか？」
「勿論思ったことがない」
「やっぱり我々が勝手に美しいと感じるんだ・・・」
「その、我々ってのも違うよ」
「あっ、じゃ、我」
「そう」
「では、モーツァルトの音楽を美しいと感じ
　　その美しさにふさわしい音を出そうとは考えますか？」
「それは勿論、楽譜に忠実なだけで作為とは違うのだ」

「楽譜に忠実なこと」
に関する話
「マーラーの音楽を忠実に再現しようとした音楽を聴いた
　　主旨は良くわかるが面白みに欠けた
　　楽譜に忠実でありながら音楽に忠実でなかったのだと思う」
「？？？？？？？？？
　　楽譜に忠実と音楽に忠実は違うの？」
「マーラーの場合はひどく細かく指示があるのだ
　　それを再現することが最優先されてしまったようだ」
「なるほど・・・・本来は音楽に忠実であるために
　　楽譜に忠実なのですよね」

「演奏は人生だ」
という話題
「楽譜に忠実でなくても感動する音楽だって随分聴いた
　　吉田先生の紀尾井ホールでのシリンクス
　　あのBは本当にいい音だった
　　一昨年聴いた川崎先生の演奏だって本当に素敵だった」
「それこそ人生を聴いているんでしょうね」
「そう、その人生に共感した人だけが感動する」
　　「・・・・・・・・」
「いい音って何だろう・・・・・」

カプリッシュ〜その後

カプリッシュのコンサートは盛況だった
でも、もっと広い会場で聴きたいと思った

コン・ミスの日比野さんの
ルイ・ロットで仕掛けるピアニッシモは
広い会場で真価を発揮するはずだ
それに刺激を受けた他のプレイヤーが
醸し出すサウンドが楽しみだ

あ、でも次は出るんだっけ

音楽大学を卒業した生徒と一緒に
受付を担当した
音楽をするための気は利かせられるけれど
受付が出来るとは思わなかったUっちが
ちゃんと大人になっていて
立派に務められたのは嬉しかった

厳しい社会で生き抜くことに不安を感じてはいるけれど
前向きに元気で頑張っていることが確認できて良かった

音楽会の余韻と音楽仲間との会話の楽しさで
ちょっと飲み過ぎてしまった
電車に乗ったのは覚えていないが
気づいた時には菊川
水戸に帰れるバスに乗れなくなってしまった・・・・・
というおまけ付き

おかげでんにゃんにゃんちゃんは
一人で寝たらしい
反省しきり

今日はカプリッシュ

幡ヶ谷のアスピアホールで
フルートアンサンブル「カプリッシュ」のコンサート
響きの会の指導者でもある丸山正昭先生を中心に
日比野久美子さんや、五百川
伸子さん、成冨美穂さん等
音楽仲間達が演奏する
13:30開場　14:00開演
どうぞご来場ください

おばちゃんは今回は都合でサポーター役
受付に座ります

では、行ってきまーす

模様替え

衣替えなのでテンプレートを模様替した
自分で設定編集してみたが
大して代わり映えはしないか・・・・

タイトルの隣の笛吹きピエロはS子叔母の作品だ
紙粘土製だが、かなり良く出来ている
大好きな作品だったのでねだっていただいたのは
いったいいつ頃のことだったのか・・・・

この人形が我が家に住まう笛吹きの代表だ
子分は沢山いる
実はおばちゃんもその一人なのかも知れない

どうですか
今度のテンプレートは

発表会６ヶ月前〜モチベーション

発表会６ヶ月前なので
そろそろ、選曲をしなければならない
早い人は１年がかりで取り組む覚悟で
とっくに準備を始めている

憧れの曲に挑戦する
これは何よりもモチベーションを高める

やりたい曲をなるべく自分で見つけられるように
日頃からそんな音楽の聴き方をしようと
皆さんに勧めている

こちら側では、その申告を聞いて
その人の美点を発揮できないような選曲には
「ちょっと待った」をかける
年に１度の発表会に輝いていただきたいからだ

ほら、つながった
自分の美点を知ろう