フルートのこと、響きのことなど
我が家に住まうフルート吹きたちが勝手気ままにおしゃべりします
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ようやく甲野さんと茂木さんの対談集
「響きあう脳と身体」が帰ってきた
久しぶりにページを捲ってみると
ヒントに釘付けになる
甲野氏はスランプが無いという
今まで一度も自分の到達した事を「いい状態」だと
認めた事が無いからだという
また、手応えがあるのはだめだという
むしろ手応えが感じられないような
身体の使い方であればあるほど技が有効なのだという
師匠を思い出す
どちらかと言うと小柄で
力んだ様子も無くひょいと笛を吹く
「自分に聴こえないように吹くと通るのだ」
と我々を煙に巻く
「100m先の音を聴く」ともいう
そのくせ、会場でのリハーサルでは必ず
「ねぇ、聴こえる?」と確認する
ーなんだ、100m先の音なんて師匠にだって聴こえてないんじゃないー
ともかく、自分の手応えを信じていない
何を頼りに通る音を判断するのか訊いてみた
答えは
「オーケストラの経験かな」
しかし、オーケストラの経験をすれば誰にでもわかる事でないのは
残念ながら事実が証明している
「響きあう脳と身体」が帰ってきた
久しぶりにページを捲ってみると
ヒントに釘付けになる
甲野氏はスランプが無いという
今まで一度も自分の到達した事を「いい状態」だと
認めた事が無いからだという
また、手応えがあるのはだめだという
むしろ手応えが感じられないような
身体の使い方であればあるほど技が有効なのだという
師匠を思い出す
どちらかと言うと小柄で
力んだ様子も無くひょいと笛を吹く
「自分に聴こえないように吹くと通るのだ」
と我々を煙に巻く
「100m先の音を聴く」ともいう
そのくせ、会場でのリハーサルでは必ず
「ねぇ、聴こえる?」と確認する
ーなんだ、100m先の音なんて師匠にだって聴こえてないんじゃないー
ともかく、自分の手応えを信じていない
何を頼りに通る音を判断するのか訊いてみた
答えは
「オーケストラの経験かな」
しかし、オーケストラの経験をすれば誰にでもわかる事でないのは
残念ながら事実が証明している
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今日のQは
「支えって何だろう」
まず、言葉の意味としての「支え」って何だろう
フルートのレッスン時間にそんな事を訊かれると
「えーっと、腹?圧力?・・・ん?息が出ないように?ん?」
とフルートに関連した事しか連想できないという
鉄板のリアクションのUさんだった
言葉の意味としての「支え」について良く考える事が
正解に導いてくれるのだ
つまり「支えるもの」=負荷を感じる
と「支えられるもの」=フリーになる
が同時に存在する
「支えられるもの」は息だ
例えば3オクターブの音を強く吹かなくても良いように
「支える」のだ
また、ピアノでピッチが低くならないために「支える」のだ
そして、支えられた事で3オクターブの音が楽々演奏できて
ピアノでも響きを損なわずにピッチも低くならない
一方的に「支える事」ばかり意識してしまうと
やたらに負荷を感じ、感じる事で満足し
結果が伴わない事になりかねない
「息が出ないように」なんてナンセンスな言葉も飛び出す
支えられてみようよ
「支えって何だろう」
まず、言葉の意味としての「支え」って何だろう
フルートのレッスン時間にそんな事を訊かれると
「えーっと、腹?圧力?・・・ん?息が出ないように?ん?」
とフルートに関連した事しか連想できないという
鉄板のリアクションのUさんだった
言葉の意味としての「支え」について良く考える事が
正解に導いてくれるのだ
つまり「支えるもの」=負荷を感じる
と「支えられるもの」=フリーになる
が同時に存在する
「支えられるもの」は息だ
例えば3オクターブの音を強く吹かなくても良いように
「支える」のだ
また、ピアノでピッチが低くならないために「支える」のだ
そして、支えられた事で3オクターブの音が楽々演奏できて
ピアノでも響きを損なわずにピッチも低くならない
一方的に「支える事」ばかり意識してしまうと
やたらに負荷を感じ、感じる事で満足し
結果が伴わない事になりかねない
「息が出ないように」なんてナンセンスな言葉も飛び出す
支えられてみようよ
「あなたにとって『出来上がり!』って思うのはどんな時ですか」
7人の方にインタビューしてみた
「指が動いて、イメージの通りにできることかな」
「いい感じって、思えるように吹けた時」
「音符がフレーズとなって、良い音程で吹けた時」
「指が動いて、思うテンポで吹けて、アーティキュレーションが吹き分けられた時」
「今までそんな事はありませんでした。いつもほど遠いです。だからあり得ません」
「主題が見えて、和声が理解できて、イメージ通りに演奏できるようになった時」
「楽譜がよく見えて、旋律だけでなくそこにかかわる他の声部も想像できて、上手くブレスできるときかな。ほら、上手く吹けない時って息も吸えないじゃん」
番外編(質問の主旨から少々外れているので)
「タファネルゴーベールが疲れる事無くスムーズに最後まで行ったとき一丁上がり!と思います」
「それは、準備オッケー、即ちウォーミングアップ完了ってことでしょ」
「あっ、そうですね」
それぞれ7人のこだわっている部分が見え隠れした
残念な事に、自分のイメージばかりにこだわり
作曲者の意図に言及する人はいなかった
ところで、この質問に正解があるとしたら
「出来上がり!はあり得ない」
である。
さんがかなり正解に近い理想の高さを見せてくれた
惜しむらくは自分の経験にとどまっていることか
7人の方にインタビューしてみた
「指が動いて、イメージの通りにできることかな」
「いい感じって、思えるように吹けた時」
「音符がフレーズとなって、良い音程で吹けた時」
「指が動いて、思うテンポで吹けて、アーティキュレーションが吹き分けられた時」
「今までそんな事はありませんでした。いつもほど遠いです。だからあり得ません」
「主題が見えて、和声が理解できて、イメージ通りに演奏できるようになった時」
「楽譜がよく見えて、旋律だけでなくそこにかかわる他の声部も想像できて、上手くブレスできるときかな。ほら、上手く吹けない時って息も吸えないじゃん」
番外編(質問の主旨から少々外れているので)
「タファネルゴーベールが疲れる事無くスムーズに最後まで行ったとき一丁上がり!と思います」
「それは、準備オッケー、即ちウォーミングアップ完了ってことでしょ」
「あっ、そうですね」
それぞれ7人のこだわっている部分が見え隠れした
残念な事に、自分のイメージばかりにこだわり
作曲者の意図に言及する人はいなかった
ところで、この質問に正解があるとしたら
「出来上がり!はあり得ない」
である。
さんがかなり正解に近い理想の高さを見せてくれた
惜しむらくは自分の経験にとどまっていることか