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フルートのこと、響きのことなど 我が家に住まうフルート吹きたちが勝手気ままにおしゃべりします
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バッハのシャコンヌ
この巨大な構築物の前では
自分がひどくちっぽけな存在に思えて来る
敬虔なクリスチャンであり勤勉な職人であった筈のバッハに
懺悔したくなる

「今度生まれてくる時にはきっとヴァイオリンを弾きます」

深夜、灯りを蠟燭に変えて
出来ることならレコードに針を落とす
演奏者はエネスコがいい
名人エネスコがこの大きな抗いがたい魅力を持った敵に
たった独りで果敢に挑むさまには狂気さえ感じる
まるで悪魔に魂を売ったみたいに・・・・

その孤独と幸福感を肴に
ウイスキーを舐める

そしてもう一度懺悔する
「今度生まれてくる時には決してヴァイオリンを弾きません」

シャコンヌには様々な編曲が試みられており
有名な所でブゾーニのピアノ版
それからセゴビアのギターも素晴らしい
オーケストラ版もあれば吹奏楽版もある
クラリネットクワイヤー
ホルンアンサンブル
トロンボーンアンサンブルまであるらしい

つまり、音楽家は皆、自分の楽器で演奏したいのだ
勿論おばちゃんも

しかし、ひどく個人的な見解だけれど
束になって力を得た演奏より
孤独で戦っている方が「ぐっと来る」気がするのだ

それでもきっとN君のフルート版、採用するんだろうな

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道具を使って練習することが
あまり得意でない人が少なくないように思う
この頃では
猿でさえ道具を使いはじめたらしいというのに・・・・

例えばメトロノーム
どうせ合わないから使わない
だって待っていてくれないんだもの
いつも使ってますよ、と言いながら全く違うテンポで練習していたり

例えばチューナー
見る時は割と合っているんですけど・・・・
譜面台にチューナーを置く台を取り付けたんですが
殆ど見ていませんね
これは良い音を計るのですか?

あるいは鏡
鏡を見ると楽譜が見えないので・・・・
あらっ、しわが増えたかしら・・・なんて違うことが気になっちゃって
脂汗が出るから鏡は好きではありません

滑り止めの指サック
指サックが管に触れていない人
果ては管に触れる部分をわざわざ切り取って使っていたり・・・・・・

そして録音
良い機械を買って録っても
面倒であまり聴かないのだ・・・・これはおばちゃん

一本場の下駄
履けますよ
履いてますよ ほらね
・・・・・・・・・・・・

道具を使うことは何かの役に立つためでありたい
ただそれだけだ

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「いい音」を出すために
「いい音」を求めて
ずっと考え続けて来た

「音」だけで感動できない自分は
やっぱり素直でないひねくれ者なのだろうか
純粋な耳を失ってしまったのだろうか

しかし、師匠の音はまたしても素晴らしかった
それは、知識や経験だけでなく
持って生まれた人間の基礎が裏付けとなった
心に沁みる音なのだ

そして師匠は言う
「いい音なんて無いんだけどね」
「それどういう意味ですかぁ?」
「その場にふさわしい様々な条件が揃っていて
 作曲家が求める音
 それをいい音って言ったりする」

だから「ソノリテ」はちゃんと音楽をする音で
練習しなければならないのだ
H、Ais、A、Gis、G・・・・
それぞれの音から始まる音楽をコレクションし
イメージを持って練習しなければ意味が無い

素晴らしい師匠の音が茨城で聴けるのだ

第6回響きのコンサート
11/1(日)14:00開演 
ひたちなか市那珂湊総合福祉センター
しあわせプラザ ふれあい交流館ホール

指揮 丸山正昭
演奏 フルート研究会「響き」
特別ゲスト 
植村 泰一(東京音楽大学名誉教授、日本フルート協会副会長)
プログラム
モーツァルト:魔笛より 序曲
モーツァルト:アンダンテKV315
グルック:精霊の踊り
チャイコフスキー:アンダンテカンタービレ


一般¥2000 高校生以下¥1000
問い合わせ フルート研究会「響き」

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誰にでも出来ることのひとつの
話すこと、喋ること

人の声は千差万別
しかし、その特徴を聞き取り、発声法を分析し再現する
「物まね」という芸も存在する

言語によっても発声は変化するし
イントネーションやアクセントでも発声は変わる

思い起こせば
Jリーグ初期の鹿島アントラーズ快進撃の頃
彗星のごとく現れたアルシンドをはじめとするブラジル人選手達
ヒーローインタビューで
顔に似合わぬ声の高さにびっくりした覚えがある

多くを語らない美学をもっている日本人
曖昧に濁すことを良しとする優しさ
それはそれで美しいけれど
はっきりと発音してきちんと伝えることは
相手に対しての思いやりでもある

おっと、マナー教室ブログではなかった

それにしても茨城弁の尻上がりイントネーションは
語尾に向かって横隔膜を上げてしまう投げやりさに由来する
そしてそれは管楽器を演奏するにはハンデに値するのだ
話すことだって立派な人間の基礎だ
横隔膜をコントロールして発声する習慣を付けるのだ

頑張れ!北関東

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昨日自分で思いついた表現
「人間の基礎」について考える

ずいぶんデカイことを言い出したもんだ

とりあえずは身体的なことなのだけど

幸か不幸か
二足歩行を始めてしまった人間の「立つこと」
当たり前にできることだけれど
その立ち方は人それぞれだ
様々な「クセ」が発見できる

短い間ならば「クセ」は身体に悪い影響を与えないかもしれない
ただし、皆結構人生長いのだ
誰でもきっと立たない日は無い
積み重ねる悪い習慣が腰の痛みや肩凝りなどを引き起こし
更にはそこから少しずつ故障しはじめる

おばちゃんくらいの年齢になって来ると
皆、己の「ポンコツ」を呪うのだ

立つことを意識し己の立ち姿をチェックするのだ

おっと、健康ブログではなかった
しかし、健全な肉体あっての美しい音
すっきり立つとたっぷり息が吸える筈だ

ほら、立つことは「人間の基礎」の一つでしょう

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HN:
フルートのおばちゃん
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女性
誕生日:
1961/04/01
職業:
しがない笛吹き改め花も実もある笛吹き
趣味:
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