フルートのこと、響きのことなど
我が家に住まうフルート吹きたちが勝手気ままにおしゃべりします
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
発表会の写真ができた
みなさん、素敵に撮れている
Aさんありがとうございます
でもAさん、そろそろあなたもあちら側に立って笛を吹かなくちゃ
写真撮ってる場合じゃない
それでも、下を向いてしまった人が数人
その全てが一本歯の下駄を持っていない人だった
それを思うと、下駄には何かしらの効果はあったのだろう
今日のアンケートは
「楽譜を見ないで5分以上続けてフルートを吹いたことがあるか?」
訊いてみると案の定、未体験の人が多いのだ
楽器を構えた視線の先に楽譜があるのではなく
楽譜を見るための立ち方(座り方)になってしまう
楽譜を見ないでフルートを吹いたことが無ければ
本来の形は想像もつかないだろう
未経験の人は早速試してみることだ
しかし、そうすると多くの人は何を吹いたら良いかがわからないのだ
曲である必要は無い、しかし5分以上は続けること
「見ること」の負担に気づけばきっと一歩前進する
みなさん、素敵に撮れている
Aさんありがとうございます
でもAさん、そろそろあなたもあちら側に立って笛を吹かなくちゃ
写真撮ってる場合じゃない
それでも、下を向いてしまった人が数人
その全てが一本歯の下駄を持っていない人だった
それを思うと、下駄には何かしらの効果はあったのだろう
今日のアンケートは
「楽譜を見ないで5分以上続けてフルートを吹いたことがあるか?」
訊いてみると案の定、未体験の人が多いのだ
楽器を構えた視線の先に楽譜があるのではなく
楽譜を見るための立ち方(座り方)になってしまう
楽譜を見ないでフルートを吹いたことが無ければ
本来の形は想像もつかないだろう
未経験の人は早速試してみることだ
しかし、そうすると多くの人は何を吹いたら良いかがわからないのだ
曲である必要は無い、しかし5分以上は続けること
「見ること」の負担に気づけばきっと一歩前進する
PR
それからやっぱり魂を考える
魂の正体を知らねばならぬ
なぜなら、我々の陥る失敗の多くは
「魂」の拡大解釈と誤解によるのだと思う
音に魂を込めようとする
個人的な歌い回しになったり
やたらテンションが上がってしまい暴走する
または、響きを止めてしまう
先日バッハのシャコンヌを演奏するために
「減衰しない四角い音」を目指そう
そして、「シランス・ダルキュラッシオン」(音と音の間には隙間がある)
あの、エネスコでさえ正気を保てなくさせられたシャコンヌ!
そして「四角い音」
そこから連想された身体の反応は
韓国の女性ニュースキャスターの話し方
あるいは軍隊式の角張った動作
スクエアな・・・・というと
真面目で融通の利かないことをイメージしてしまう
減衰しないで音を保つことには
がちがちに突っ張るような固さは必要ない
わかっちゃいるけどやめられない
これも、拡大解釈した「魂」の顕れか・・・・
今日届く筈のウィリアム・ジェイムズの
「プラグマティズム」
「純粋経験の哲学」
何かを教えてくれるだろうか
それとも、予告通りによけいにわからなくなるのだろうか
魂の正体を知らねばならぬ
なぜなら、我々の陥る失敗の多くは
「魂」の拡大解釈と誤解によるのだと思う
音に魂を込めようとする
個人的な歌い回しになったり
やたらテンションが上がってしまい暴走する
または、響きを止めてしまう
先日バッハのシャコンヌを演奏するために
「減衰しない四角い音」を目指そう
そして、「シランス・ダルキュラッシオン」(音と音の間には隙間がある)
あの、エネスコでさえ正気を保てなくさせられたシャコンヌ!
そして「四角い音」
そこから連想された身体の反応は
韓国の女性ニュースキャスターの話し方
あるいは軍隊式の角張った動作
スクエアな・・・・というと
真面目で融通の利かないことをイメージしてしまう
減衰しないで音を保つことには
がちがちに突っ張るような固さは必要ない
わかっちゃいるけどやめられない
これも、拡大解釈した「魂」の顕れか・・・・
今日届く筈のウィリアム・ジェイムズの
「プラグマティズム」
「純粋経験の哲学」
何かを教えてくれるだろうか
それとも、予告通りによけいにわからなくなるのだろうか
ちっ!
自分で自分のキリ番をゲットしてしまった・・・・
がっかりだ
夕べの宴の話
師匠は言う
「今、モイーズを見直している所なのだ」
「溢れ出してしまう人なのだ」
「あれほど音に魂を込められる人は他にいない」
「先生!魂って何ですか?」
「ウィリアムズ・ジェイムズを読め。
魂とは精神とも違うのだ。
益々わからなくなるぞ。」
「・・・・・・・・・・・・」
すっかりわからなくなってしまった
「先生!モイーズの例のMore Life!
Lifeは魂に通じますか?溢れ出してしまう物はLifeですか?」
「そうだね、Lifeはそれも含めて活き活きと」
しかし、モイーズを理解するのは難しいのだ。
沢山の日本人がボスビルに行ったけれど
皆、あの圧倒的なオーラに気を取られ
表面をなぞらえることしか出来なかったのだ。
だからこそ、今、モイーズを見直したい。」
そして、話は5枚組のCDの話題となる
「あの1枚目のショートメロディアスの凄さ」
「そう、そして3枚目の荒城の月、日本人でもああはいかない
それと、フェルーのあれ(恋する羊飼い)素敵だよ」
話は尽きないのだ。そして今宵も更けて行く
自分で自分のキリ番をゲットしてしまった・・・・
がっかりだ
夕べの宴の話
師匠は言う
「今、モイーズを見直している所なのだ」
「溢れ出してしまう人なのだ」
「あれほど音に魂を込められる人は他にいない」
「先生!魂って何ですか?」
「ウィリアムズ・ジェイムズを読め。
魂とは精神とも違うのだ。
益々わからなくなるぞ。」
「・・・・・・・・・・・・」
すっかりわからなくなってしまった
「先生!モイーズの例のMore Life!
Lifeは魂に通じますか?溢れ出してしまう物はLifeですか?」
「そうだね、Lifeはそれも含めて活き活きと」
しかし、モイーズを理解するのは難しいのだ。
沢山の日本人がボスビルに行ったけれど
皆、あの圧倒的なオーラに気を取られ
表面をなぞらえることしか出来なかったのだ。
だからこそ、今、モイーズを見直したい。」
そして、話は5枚組のCDの話題となる
「あの1枚目のショートメロディアスの凄さ」
「そう、そして3枚目の荒城の月、日本人でもああはいかない
それと、フェルーのあれ(恋する羊飼い)素敵だよ」
話は尽きないのだ。そして今宵も更けて行く
その水戸芸術館で何をやるかというと
そりゃあ笛を吹く訳で・・・・
どんな笛を吹くかというと
100年前に生まれたHAYNESの木管フルートとピアノで
モーツァルトの幼少期のハ長調のソナタ
現代の14Kのフルートソロで
廣瀬量平さんの「湖をわたる風の歌」
100年前に生まれたG.HAYNES作のアルトフルートとピアノで
同じく廣瀬量平さんの「岬のレクイエム」
B管のフルートダモーレとピアノで
ミヨーのソナチネ
休憩を挟んでヴァイオリンの片見さんとトリオのステージ
ゴーベールの古代のメダル
マルティヌのマドリガルソナタ
締めはバッハの音楽の捧げ物からハ短調のトリオソナタ
ハ長調で始まりハ短調で締めるというプランだ
曲目を並べてみると、
また今回も体力勝負になってしまった
師匠は言う
「腕力を鍛えると指は動きやすくなるよ」
そうそう、だから
白魚のような指なんて音楽家にはあり得ない、と思っていた
しかし、相方の小林由佳さんの指は真っ白で美しいけれど
鮮やかに自在に確実に動くのだ
見ただけでは鍛え上げられた指には到底見えない
おそらく、篠竹のようにしなやかで繊細な筋肉でできているのだろう
鍛錬することが
「太く、たくましく」だけではないことが良くわかる
これは笛吹きにもヒントにならないか?
そりゃあ笛を吹く訳で・・・・
どんな笛を吹くかというと
100年前に生まれたHAYNESの木管フルートとピアノで
モーツァルトの幼少期のハ長調のソナタ
現代の14Kのフルートソロで
廣瀬量平さんの「湖をわたる風の歌」
100年前に生まれたG.HAYNES作のアルトフルートとピアノで
同じく廣瀬量平さんの「岬のレクイエム」
B管のフルートダモーレとピアノで
ミヨーのソナチネ
休憩を挟んでヴァイオリンの片見さんとトリオのステージ
ゴーベールの古代のメダル
マルティヌのマドリガルソナタ
締めはバッハの音楽の捧げ物からハ短調のトリオソナタ
ハ長調で始まりハ短調で締めるというプランだ
曲目を並べてみると、
また今回も体力勝負になってしまった
師匠は言う
「腕力を鍛えると指は動きやすくなるよ」
そうそう、だから
白魚のような指なんて音楽家にはあり得ない、と思っていた
しかし、相方の小林由佳さんの指は真っ白で美しいけれど
鮮やかに自在に確実に動くのだ
見ただけでは鍛え上げられた指には到底見えない
おそらく、篠竹のようにしなやかで繊細な筋肉でできているのだろう
鍛錬することが
「太く、たくましく」だけではないことが良くわかる
これは笛吹きにもヒントにならないか?
先日の伴奏合わせで
Sさんがミラクルを起こした
力んで緊張しがちなSさんが
とても柔らかく響かせて、その時まさに音楽を楽しんだ
野暮ではあるがこのミラクルを解説しよう
出し物はヘンデルのF-dur
とてもピュアで優しい表情の第1楽章
Bassとピアノの右手とフルートパートが美しくからむ
初めての伴奏合わせで初めて聴こえたピアノのパートに
どうやらとても感性を刺激されたようだ
「いい曲だな、美しいな」
と感心しているうちに
緊張したり力んだりすることをうっかり忘れたのだ
ミラクルは長くは続かない
二楽章はいつものようにちゃんと緊張して力んだ
恐いと思って緊張したり、力んだりするのは
自分を守るためだ
防御することを忘れて
音楽を感じることができればいいよね
Sさんがミラクルを起こした
力んで緊張しがちなSさんが
とても柔らかく響かせて、その時まさに音楽を楽しんだ
野暮ではあるがこのミラクルを解説しよう
出し物はヘンデルのF-dur
とてもピュアで優しい表情の第1楽章
Bassとピアノの右手とフルートパートが美しくからむ
初めての伴奏合わせで初めて聴こえたピアノのパートに
どうやらとても感性を刺激されたようだ
「いい曲だな、美しいな」
と感心しているうちに
緊張したり力んだりすることをうっかり忘れたのだ
ミラクルは長くは続かない
二楽章はいつものようにちゃんと緊張して力んだ
恐いと思って緊張したり、力んだりするのは
自分を守るためだ
防御することを忘れて
音楽を感じることができればいいよね