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フルートのこと、響きのことなど 我が家に住まうフルート吹きたちが勝手気ままにおしゃべりします
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「楽譜の読み方の甘さなんだな」
「一人で笛を吹いていることが多くなったんだな」
と、思う。
アンサンブルするにしても
「慣れていない人と演奏することも少なくなったんだな」
と、思う。

初めて合わせることの緊張
弦楽器のアインザッツ
知ってはいるけれど、フルートとは全く違う
片見姉様は
おばちゃんの曖昧さをカバーしようとしてくれるように常に潔い
少々オーバー気味のアクションで示してくれる
そしてこちらの気配を感じて
合わせてくださっているのが良くわかる

明らかに力量の上の方とアンサンブルさせていただく
恵まれていると思う
でも、お姉様に甘えるのは実は初めてだ

お父さんのような方にお付き合いいただくことは
少なくない
全面的におんぶとだっこをしていただくので
楽チンである
ありのままの自分をさらけ出せば良い

初めてのお姉様にお付き合いいただくのは
やはり緊張が伴う
思うように自分を晒せない
いやになるほど優柔不断になってしまう
劣等感・・・・・・女同士だから?

「どんなバッハにしたい?」
美しい片見お姉様の質問にしどろもどろになった
しかし、肝心要の所だ
ここを曖昧にしていたためにスタイルが決まらない
お姉様からの宿題
「この次までに決めておいて」

やはり、今までの自分の考えを通したい
○あくまでもオーソドックスな奏法で、研究者のニュースは受け入れる
(古典音楽なのにニュースってのは不思議かもしれないけれど
 最新の研究の成果という意味だ)
○作曲家の意図を知る手がかりである楽譜に忠実でありたい
○博物館で埃をかぶらない
○モダンの楽器で演奏するのだ

何しろここは水戸だ
前回のリサイタルの後、師匠に言われた
「バッハはとっても良かった、
 僕はとっても好きだ
 でも水戸のお客様には高級すぎたかも」
これは、
「最新の研究を適度に取り入れ
 ロマンチックでない淡々とした明瞭なバッハだったので
 自分としては好感が持てるけれど
 水戸のお客様は、もっと直接な感動を求めてるよ」
という意味だ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

またも悶えつつ試行錯誤してみる
発想を変えてタンギングを見なおしたら一つの形が見えて来た
そうか、いけるかも

お姉様に「このスタイルでいきます!」
と言えそうだ

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3月28日のLesson1の発表会
いよいよプログラムの入稿だ!

この段階が一番苦手なのだ
なぜなら、良くわからないでやっているからだ
データチェック後、不備のメールが印刷屋からやって来る
専門用語に満ちた、でも親切なメール
この意味を理解するのにだいたい1日
気を取り直して解決するアイデアまでもう1日
ふう
こんな事態は避けて一発入稿したい所だ

今日は慎重に慎重を期して
セルフデータチェック
しかし、最後の圧縮段階になって
ファイルを移動しようとすると禁止マークが出て来てしまう
何度再起動しても同じことが起こる
Time Out諦めて出かけた

この時期、これはないだろう
一番恐れていた事態だ
昨日の水戸芸術館での初練習
己の優柔不断と見解の甘さが露呈した
真摯に修正しなければ、と思っていた矢先
厄介ごとが増えた

リサイタルのプログラムは担当者に校正をお願いした
昨日のうちに直しが入って
進み具合意は良好
「でも、この先の入稿作業がブルーなんですよぉ」
と、つい、愚痴をこぼした
これが祟ったのか・・・・・・

移動の途中で決断する
ファイルが壊れているなら作り直せばいいのだ
レッスンワンと自分のリサイタル
納期は遠くないけれど2晩徹夜すれば出来るだろう
と覚悟を決める

さて、と作業に入り、大方出来たところで
試しに壊れてしまった筈の旧ファイルを圧縮してみると
あれっ、普通に圧縮ファイルが出来た・・・・・・・・

悶々とした時間を返せ
でも、生き返ってくれて良かった

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リサイタルのプログラムノート
やっと書けた

手掛けた時期は早かったけれど
優先される物を先に片付けているうちに
時は過ぎ・・・・・・

書こうと思うと書けないものだ

こんなブログをやっていて言うのもなんだけど
これでも文章には少々こだわりがある
借り物の文章は嫌いなのだ
自分で読んで面白いと思いたいのだ(あくまでも自分で読んでだ)

もっと若い頃はプログラムノートも
私的な思い入れに満ちていた
少しおばちゃんになったら
臆面の無い私的なプログラムノートが恥ずかしくなって来た

借り物でなくて読みたいと思い、
音楽を知る手助けになるような文章
それにこだわり、悶えてしまったのだ

とりあえず納得のいく物が書けたかなぁ
後で読んで笑わないで

後藤晴美フルートリサイタルは
水戸芸術館コンサートホールATM
3月21日15:00開演
チケットはまだまだあります
問い合わせ 水戸芸術館チケット予約センター
または、おばちゃんまで

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今日は火曜日
藝文センターの講座の日
いつものように出かけ、いつものようにタワーパーキングに車を停める
守衛さんが
「今日は講座は休みと聞いておりますが」
「へっ?そうだっけ・・・・・だはっ、やっちゃったかなぁ」
「こちらの記録違いかも知れません、ご確認ください」
優しい守衛さんはフォローしてくれた
「でへっ、多分休みだろうけど、事務所で確認してきます」

事務所で
「今日って休みですかぁ」
「・・・・・・」
(全員の顔に、気の毒にまあ、と書いてある)
「お呼びでない、失礼しましたぁ、はははは」
「お疲れさまでぇ〜す」

ならばこの貴重な午前中の時間を使って
ちっとも進まないプログラムノートを仕上げようじゃないか
ふう

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おねえちゃんがお友達を連れて帰って来た
予告もなしに
これは、あたしの人生で初めてのことだ
小さい頃は、見る人、来る人がみんな珍しくて
お客さんは大好きだったけど
強引な猫好きKYおばさんに揉まれて以来
無理・・・・・・・・・

だいたい小学生ってのは
乱暴だし強引だから嫌いニャ
ほら、アカネちゃんも「恐い」なんて
失礼なこといいながらどかどか逃げる
ヤダアアアアアアアアアア

ねえ、おばちゃん助けて



と強引に仕事中の私に迫る猫
このフルートを押しのけてまでの必死な姿をご覧あれ

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プロフィール
HN:
フルートのおばちゃん
年齢:
63
性別:
女性
誕生日:
1961/04/01
職業:
しがない笛吹き改め花も実もある笛吹き
趣味:
料理 猫
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