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フルートのこと、響きのことなど 我が家に住まうフルート吹きたちが勝手気ままにおしゃべりします
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第29回日本フルートフェスティバルin茨城の台本も
ずいぶん形ができてきたので気持ちに余裕ができました

いい加減Alto Fluteをさらわにゃあなりません
てなわけでジョージ君(ジョージヘインズ作のAlto)登場です

今回は、昨年の暮れに亡くなられた故廣瀬量平氏の思いでに浸ろう
という隠されたテーマがあります
廣瀬さんはフルートオーケストラのためにたくさんの作品を残されましたが
東京フルートアンサンブルアカデミーがあったからこそです
そして、Alto Fluteの名人である野口龍先生の音をイメージして
ずいぶんAltoパートに素敵なソロを書かれました

今回の出し物のなかでは「パピヨン」です
そして、アンコールにもどソロが追加されました

憑かれたようなタンギングの連続にハイトーン
ジェットコースターのような急上昇に急降下
そして長いディミヌエンド、そしてモレンド・・・・
笛吹き冥利に尽きます ふう

第29回日本フルートフェスティバルin茨城
3月8日(日)つくば市ノバホール 14:00開演
13:00開場(ホワイエで協賛メーカーの展示・リペア会)
どうぞ、お運びください


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昨日は朝から日本フルートフェスティバルin茨城の練習のために
つくばへドライブでした
真っ青に晴れ渡った空に吸い込まれるように

午前中は一般公募したアマチュアの皆様と一緒に
名曲がふんだんにちりばめられた「クラシック・カンタービレ」
メドレーは聴く人にとってはとても楽しいのですが
演奏する人にとってはなかなか難しい物なのです

何しろ、いきなり「サビ」が出てきちゃったり
美しいメロディーに酔いしれていると急に止まったり
この曲なんだっけ?なんて考えているうちに曲が変わってしまったり
呑気に構えているとすっかり置いていかれてしまうのです

そのうえお客様に楽しんでいただくためには
めまぐるしく変化するテンションや色彩感や温度など
あらゆる表情に瞬時に対応しなければならないのです
お手本は次々と色々なキャラクターになる物まね名人でしょうか
コツは「なりきる」相手をとことん好きになることです

さて今回の出演者がどこまで「なれる」かはお楽しみです

午後は客演指揮の青木明先生や
楽器製作者の古田土さん、福島さんも大きな楽器を持って到着し
茨城笛の会フルートオーケストラの練習でした

昨年亡くなられた故廣瀬量平氏の作品を取り上げるので
どうしても昔話に花が咲きます
フルートオーケストラの創始者の一人である青木先生と
東京フルートアンサンブルアカデミーと
作曲家の廣瀬さんと
楽器製作者である古田土さんがいて
フルートオーケストラは発展し今日まで育ってきたのです

青木先生はいつもおっしゃいます
「良い演奏会にしたいな」
そのためにはあらゆること(時にはかなりの無茶も)をしてきました
その話はまた今度

フルートフェスティバルが地域のフルート文化の発展につながること
そして心地よいフルートの音色が溢れるように
「良い演奏会にします





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おばちゃんが中学生で吹奏楽を始めた頃は
コンビニなんか無かったし、コピー機なんて高価な物は見たことも無かった
新しい楽譜が配布されると
自分の分を写譜するのは当たり前のことだった
若かったフレッシュな脳みそは
書いただけでほぼ覚えてしまったものよ
時々、法務局に勤める父親に頼むと青写真を撮ってくれたのだ
若者よ、青写真を知っておるか?
乾いた白黒のコピーが現れたのは感動だった
しかし、高価だった

その頃はCDだって勿論無いから当然レコードだけれど
AMZONなんて無いからね
この田舎で聴きたい物がすぐ手に入ることなんてあり得なかった
曲を知るためには一生懸命楽譜を読むのだ
ソルフェージュの力というのはそうやって培われたように思う

中学生の頃、吹奏楽部の顧問の先生が
「この機械の前で楽器を吹くと自動的にピッチが高いか低いか
 針が指し示してくれるのだぞ」
という夢のような道具、チューナーを持って来てくれた
凄いなと思ったけれど
「ふん、自分の耳で聞くのが一番さ」と横目で見ていた

今じゃやたら仕事したことを主張するようになってしまった
給湯器も炊飯器も電話も、その頃は無口だったので
家庭では電子の音をあまり聞かずに済んだ

発表会の打ち上げの席で
知らない間に「美しさ」とはなんだという問答が繰り広げられていたのか
「愛の波動」と答える森の玉手箱さん
実に彼女らしい

「美しさ」とはそれぞれの人がそれぞれに感じる物だ
しかし、そのうち「美しい音」を測る道具を
人が求めるのではないかとはらはらしている


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ささやかですが庭の木瓜の花が咲きました



これから、梅、れんぎょう、桜と続いて開花して
春になるのですね
そしてその頃には私の可愛い弟子が出産するのです
弟子の出産は初めてではないけれど
中学生の時から現在までずっと付き合っている上に
彼女の母親も私と同世代なので
なんだか私までおばあちゃんになるような気分です
私「フルートのおばちゃん」は丑年、牡羊座で4/1生まれですが
この春デビューするその子も丑年は決定、そして牡羊座も間違い無し
ついでに4/1に生まれるかもしれないのです

春が近づいている気配がすると
なんだかいつもそわそわするのですが
特に落ち着かない早春です

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私、フルートのおばちゃんは
職業を「しがない笛吹き」と語っておりました
実にうっかりしておりました
「シ」は有ります絶対有ります
で、もしも本当に「シ」がなかったら・・・・
「しぼめる花」が吹けない
バッハのソナタのホ長調もホ短調も
フォーレのファンタジーもシリンクスも
始まることすら出来ません
ウンディーヌもプーランクのソナタもミばっかりになっちゃうし
モイーズの残してくれた「ソノリテについても」
意味をなさなくなってしまうのです
というわけで、今日からはしがない笛吹きはやめ
さあ、ではどうするか・・・・
「ただの笛吹き」
なんだかボランティアフルーティストみたいです
「フリーフルーティスト」
これも、ご自由にお持ちくだださいみたいだし・・・・
へりくだってばかりいると悲しくなってくるので
暫定的に「花も実もある笛吹き」にしておきましょうか
ついでにこの場を借りて私の職業の名称を募集いたします
良いアイデアがあったらお寄せください

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プロフィール
HN:
フルートのおばちゃん
年齢:
63
性別:
女性
誕生日:
1961/04/01
職業:
しがない笛吹き改め花も実もある笛吹き
趣味:
料理 猫
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