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フルートのこと、響きのことなど 我が家に住まうフルート吹きたちが勝手気ままにおしゃべりします
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鉾田市のLesson1に通うピアノの生徒さんに
フルートの音色をプレゼント

優しく柔らかく包み込むような音楽を
1時間ばかり皿に詰めて出かける

子供達が一心に耳を傾ける様って
演奏している方が感動してしまう
楽しんでくれているならそれでいい
おばちゃんもフルートを通して話しかけるから
その話を聞いて何かを感じて

そんなやり取りがとても好きだ

昨日訪れたギャラリーMIKASHでも
こういうことは上手く出来そうな気がする
空間の持っている力(年月だったり、歴史だったり)がもっと強いので
醸し出す物があるような気がする

ねぇ、ご主人
やっぱりあのスペースでやろうよ

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茨城大学前の貸しスペース「ギャラリMIKASH」を訪ねた
絵画教室の看板
ピアノレッスンの音
無雑作に置かれたトランペット
怪獣ブースカの大きなフィギュア
カメラマンであるご主人の撮った写真
壁中所狭しと貼られた子供達の描いた絵
アコースティックギター、シンバル
マトリョーシカマトリョーシカマトリョーシカマトリョーシカ・・・・・・
多くの物に囲まれた雑然とした室内
高い天井
カーブした床

そこでちょっと照明を落としてフルートを吹いてみた
クリスマスイブだったのでアヴェマリア
サイレントナイト、ホワイトクリスマス

通りに面しているので
何となく覗いてふらっと気軽に立ち寄りたくなる
そこにいる聞き上手なご主人の暖かい笑顔を見ながら
とりとめも無いことを話し・・・・・

何だか夢のような時間だった

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もしも本番前1分という時に
Q.35年ぶりの初恋の人に遭ってしまったらどうする?

Q.ソロリサイタルの緊張ってわかってもらえる?

Q.笛吹きにとってのBW1013のパルティータの重みって?

今日はおばちゃんにいったい何が出来るのだろう
今日のお客様に音楽を通して何かを語れるのだろうか
たった一人でやり遂げられるのだろうか

この上ない素敵な青空のもと
澄んだ空気の中でおばちゃんは一人で車を走らせる

たった一人のドライブは爽快だけど心に重い物をもっている
これから仕掛けること
おばちゃんの笛でいいのかな

そんな気分の開演の1分前に
初恋の人に遭っちゃうんだよ
こんなことが生涯で何度ある?

そんな動揺も手伝って
1曲目のE.Bachは己の弱い心をとの闘いだった
自分への絶対的な一つのノルマとして
ダモーレを使う時はIn Cの楽譜をin Bに読み替えることを課して来た
そこで必要とする集中力が多くを占めてしまった
これで私は自由になれたのか?

無伴奏で演奏する時は自由でなければならぬ
これは絶対だ
そしてその自由は自己への愛ではなく
もっと広く深い物へ向かった愛に由来するのだ

鴨居の空間でおばちゃんの苦行を自由に昇華させる
そう言う目的だった筈だ

初恋の人の登場で
愛の方向と思考力、判断力と集中力を
うすぼんやりとぼやけさせてしまったが
長い時間をかけて培って来た成果はあっただろう
空気に振動を伝える
それだけのことなのだもの

昨日のコンサートの模様は
今日の茨城新聞で紹介されました

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笠間市日動美術館
鴨居玲の没後25周年
苦悩に満ちた表情の
鴨居のポートレートを見ていると
なんだかドキドキしてくる
どうしようもなく惹き付けられる
そばにいたら恋をしてしまうのではないか
とさえ思う

画家はいったいどんな人生を送ったのか

己の姿を醜く描く

しかし画家は驚く程美しい人だった

そんな鴨居のポートレートに囲まれて
たった一人で演奏しようと思う
曲目は

E.バッハ:無伴奏ソナタ イ短調
廣瀬量平:讃歌
武満徹:エア
J.S.バッハ:パルティータ イ短調 BWV1013

13:00〜14:00と15:30〜16:30
の二回公演
どうぞお運びください
明日はよい天気で笠間散策にもってこいですよ





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10年以上フルートを吹いて来て
色々なことが少しずつわかってくると
突然、自分の楽器の持ち方に疑わしさを感じる
左手の支点はこれで良いのだろうかと急に不安になる
一度不安を感じると、何もかもが疑わしくなってくる
疑心暗鬼だ

右手の形が悪い人の場合は
大半が自覚しているので突然疑ったりはしない
自覚の無い人は疑うことも知らない
だから決して不安にならないし上達もしない

少し上達して何かしら改善を試みると
バランスが崩れるのはよくあることだ

今まで歪んだ状態で平衡をとっていたので
一つが正常に戻されると別の歪みが生じる
やりにくい、このままでは上手くいかないと判断し
従来の方法へ戻してしまい
結局改善は先送りにされる
この繰り返しだ

バランスの悪さは本番前の緊張にもあらわれる
不安でストレスを感じているのにそれを認めない
認めないようにしているうちに「ストレスが無い」ことにされてしまう
しかし、身体はごまかせない、必死なのだ
取り繕った平常心には無理がある
実際に本番のステージに立つと
そんな筈が無いのに手が、脚が、楽器が震える
想定外の出来事にうろたえ
最早何のコントロールも利かなくなる
そんなことが起こりやすい人は大抵ちょっと姿勢に問題がある
不安を気力で取り払うのと同時に
身体のバランスの悪さもガッツで補っちゃうのだ
若ければ頑張れることも歳とともに・・・・・・

音を支えることは息を支えることだ
息を支えるためには身体の支え、即ち重心を意識すること
安定した支えがあれば、繊細な息のコントロールは容易になる
だから身体の支えは心の支えだと思うなぁ


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プロフィール
HN:
フルートのおばちゃん
年齢:
63
性別:
女性
誕生日:
1961/04/01
職業:
しがない笛吹き改め花も実もある笛吹き
趣味:
料理 猫
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