鴨居玲

今年は鴨居玲の没後２５周年だそうだ

鴨居玲に描かれる男の顔はいつも暗い
苦悩しているように見える
男の内面につい惹き込まれてしまう

と感じていた
しかし、本人の外見はとてもスマートで
格好良い人だったようだ
勿論、中身は別だろう

その鴨居玲の没後２５周年記念展が
笠間の日動美術館で開かれる
会期ははっきりはわからないけれど
年末であることは確かだ

そこで、無伴奏リサイタルをやってしまおうと考えた
後藤晴美フルート無伴奏リサイタル
〜鴨居玲に寄せて〜
2010年12月23日（祝・木）
笠間日動美術館　二階展示室

内容は少しずつ固まりつつあるけれど
まだ発表できない
ゆっくり考えて行こう

第３０回 日本フルートフェスティバルin茨城は来月です

今日は、日本フルートフェスティバルin茨城の
一般公募したアマチュア参加者の練習日

出し物はサウンドオブミュージック

今朝はとっても寒かったけれど
集まってみんなで笛を吹くうちに身体も温まる
皆、フルートが大好きなのだ

前にも書いたけれど
メドレーを演奏するということは難しい
サウンドオブミュージックは誰もが知っている映画音楽
様々な場面で、登場人物の心情や情景など
シーンを効果的に彩る音楽が散りばめられており
それらを集めてメドレーに仕立てたのが今回の出し物

そのメロディーを聴くだけでそのシーンを思い出す
という風に演奏するためにはどうしたらいいのだろう
勿論それぞれのキャラクターを存分に生かすことだ

楽譜にespressivoと書いてあったらどうするか
どういう意味と聞かれたら
「表情豊かに」と答えて正解
その表情はどんな表情で、そのために何をしたら良い

Allegroと書いてあったらどう演奏する
「快速に」という意味だと答えたら、残念ながら正解とは言いがたい
イタリア語の辞書を引いてみよう
「陽気な、快活な、楽しい」
「速く」という意味は出て来ない

それぞれのキャラクターを生かすということは
指示を良く読み、知ることがまず最初にすること
それからそのために何をしたら良いか
快活に聴こえるにはどう演奏したら良いか

ドレミの歌が楽しく聴こえないのは何故だろう・・・・

アマチュアの方達にこんな風にレッスンをしてみた
次回、どうなっているかが楽しみ

本番は2月21日(日）14:00開演
　ひたちなか市文化会館大ホール

発表会が終わったので

生徒さん達のがんばりを聴いた

１年で意識が変わり大きく進歩した人と
自分の世界を磨いた人と
これから進んで行く道を見つけた人と

それぞれが発表会までの時間を過ごしたと思う

フルートとの関係が浅ければ
少し深く付き合うだけで格段の進歩だ
一方、どっぷり深い関係でいると己を見失う
経験年数が長ければ長い程ステップアップは困難になるのだ

興味を広げて行くことだろう
昨日も書いたけれど、フルートから音楽へ
そして尚、響きの探求は忘れずに
「出来上がり！」などあり得ないのだ

さてさて、わかったようなふりして人のことばかり書いたけれど
自分のことをしなければ

3月のリサイタル会場の水戸芸術館の
夜景がとっても奇麗だった



後藤晴美フルートリサイタル
2010年3月21日　15:00開演
水戸芸術館コンサートホールATM



ここでやるのだ
チケット発売は年明けの1月9日（土）



ヴァイオリニストの片見京子さんと
ピアニストの小林由佳さん
強力な相方です

発表会終了しました

発表会が終わった
皆さん立派な演奏をされた
でも、今回は１等賞無しの努力賞３名
なんとなく誰もが無難にこなしたけれど
特出する演奏は無かったということなのだ

少し残念ではある

もう少し解説すると
何故か我が門下は音には非常に敏感なのだ
そして、良い響きを作ろうとする努力は惜しまない
しかし、何故かそれのみに留まるのだ

勿論、魅力的な音であれば人は惹き付けられる
しかし、魅力的であればある程
欠けている物が目立って来る

今回は皆そうだったのだ
ぞくっとするような、蠱惑的な響きを醸しながら
ひどく稚拙でたどたどしい演奏をするのだ
不思議な気分になる

フルートだけでなくもっと音楽を好きになろうよ

響きのコンサート終了しました

本番前日と言うのは
いつまでたっても遠足前日みたいに寝付けない

そうやって興奮状態のまま会場に入り
気ぜわしいのでゆっくりWCにも行けず
なんとなくうっすらとした尿意を感じたまま１日を過ごすのだ

オープニングの魔笛の序曲
何度やっても不満が残る曲なのだけれど
メンバーのほとんどがアマチュアとはいえ
良い響きを出すことが出来るようになって来た

珠玉の小品の第２部
「スラブ舞曲」
「アンダンテ・カンタービレ」
「亡き王女のためのパヴァーヌ」
響きの会のサウンドのようなものが曲がりなりにも出来て来た

絶好調の師匠と初代ルイ・ロットは
絶品と言える「精霊の踊り」
美しい「アンダンテ」
ここだけの話だが指揮者が棒を振りながら
感動のあまり涙ぐんだという噂もある
（ナントカの目にも・・・・・）

来春、音楽大学入学予定のドラムスの大場君参加の
第３部はピンクパンサー組曲
若々しい力を借りて楽しい時間となった

アンコール
無窮動で大騒ぎした後には
師匠のソロで「ポロネーズとバディネリ」
そして「柴の折戸」
ねんねん ころりよ おころりよ
会場を多く占めていた中高年層が一斉に涙した（筈だ）
最後は恒例の「復活のテーマ」で締めくくる

こうやって始まった物は必ず終わってしまう
楽しみにしていた遠足の帰り道と同じ気持ちなのだ
だから、また次を考える
来年何やろう・・・・・
と考えながら何となく行きそびれていたへ・・・・