フルートのこと、響きのことなど
我が家に住まうフルート吹きたちが勝手気ままにおしゃべりします
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くしひき保育園に行って来た
演奏を頼まれたのだ
おおらかで朗らかな園長先生はいう
「うちは1歳の子もいるのよ
でも、センセ、子供向きの曲なんて入れなくていいんですよ
だぁって、毎日歌っているもの
子供だからって子供だましはぜぇーったいしたくないの
素敵な曲をい〜っぱい聴かせてください」
なるほど
納得して、名曲をぎっしり1時間用意した
日が経つに連れて段々心配になる
小さなお子さんが1時間も聴けるかしら・・・・
リサーチしてみる
2児の母Kさん「子供達は保育園で聴かせてもらえるならば
じ〜っと聴きますよ
飽きない、飽きない、大丈夫」
2児の婆Uさん「先生のCD聴かせとくとよぉ〜く寝るのよ
ほんと、気持ち良さそうにね
だから、いっつも聴かせとくの」
ピアニストのKさん「ウチの子供達も音楽は大好き
絶対騒いだりしませんよ。」
それでも、不安は拭えない
なぜなら、ウチの姪だったら絶対飽きてしまうに違いないからだ
(でも、実はまだ聴かせたことが無いのだ)
楽しい雰囲気を演出しようと台本作成を試みる
しかし・・・・・・・・
ショパンがどうだ、メヌエットは何だなんて
こんな言葉いくら並べたって子供達には関係ない
重要なのは、楽しいか、心地好いかだけだ
悩んだ末、殆どの言葉は削除され台本は真っ白になった
そして、園長先生にこう持ちかけてみた
「楽しくなったら立ち上がって踊ってくださいね
嬉しくなったら声を出してもいいですよ
気持ち良くなったら寝ちゃってもいいですよ
って、子供達に言っちゃってもいいですか?」
「そう言っていただけると安心だわぁ
私もそう思うの
じっとお行儀良くして聴きなさいって叱られるストレスが
音楽を遠ざけてしまうと思うの
始めから何でも出来る筈は無い
それでも、必ず心の中にはすっと入っていきますよ」
これで方針は決まり、たっぷり1時間吹き通すことにした
ステンドグラスの光が美しい吹き抜けのフロア
おばちゃんは階段の途中の踊り場に立った
子供達はフルートを見上げる格好になる
音は下へ降り注ぐようだ
なかなか良し
プログラムも中盤、奇跡が起きた
「誰も寝てはならぬ」の、一番高揚する場面
中央の男の子が立ち上がり
喝采を浴びるように両手を大きく広げて天を仰ぐ
そこへ太陽の光が降り注ぎ光のシャワーとなった
なんだか神々しかったよ
結局大成功で「もっとやって」コールが出た
4〜5歳児が1時間クラシック音楽を聴いて
「まだ終わらないで」と言ってくれた
ちょっとした感動だ
行って良かった
おばちゃんも子供達からエネルギーをもらえた
ウチの姪にもそのうち聴かせてみるか
演奏を頼まれたのだ
おおらかで朗らかな園長先生はいう
「うちは1歳の子もいるのよ
でも、センセ、子供向きの曲なんて入れなくていいんですよ
だぁって、毎日歌っているもの
子供だからって子供だましはぜぇーったいしたくないの
素敵な曲をい〜っぱい聴かせてください」
なるほど
納得して、名曲をぎっしり1時間用意した
日が経つに連れて段々心配になる
小さなお子さんが1時間も聴けるかしら・・・・
リサーチしてみる
2児の母Kさん「子供達は保育園で聴かせてもらえるならば
じ〜っと聴きますよ
飽きない、飽きない、大丈夫」
2児の婆Uさん「先生のCD聴かせとくとよぉ〜く寝るのよ
ほんと、気持ち良さそうにね
だから、いっつも聴かせとくの」
ピアニストのKさん「ウチの子供達も音楽は大好き
絶対騒いだりしませんよ。」
それでも、不安は拭えない
なぜなら、ウチの姪だったら絶対飽きてしまうに違いないからだ
(でも、実はまだ聴かせたことが無いのだ)
楽しい雰囲気を演出しようと台本作成を試みる
しかし・・・・・・・・
ショパンがどうだ、メヌエットは何だなんて
こんな言葉いくら並べたって子供達には関係ない
重要なのは、楽しいか、心地好いかだけだ
悩んだ末、殆どの言葉は削除され台本は真っ白になった
そして、園長先生にこう持ちかけてみた
「楽しくなったら立ち上がって踊ってくださいね
嬉しくなったら声を出してもいいですよ
気持ち良くなったら寝ちゃってもいいですよ
って、子供達に言っちゃってもいいですか?」
「そう言っていただけると安心だわぁ
私もそう思うの
じっとお行儀良くして聴きなさいって叱られるストレスが
音楽を遠ざけてしまうと思うの
始めから何でも出来る筈は無い
それでも、必ず心の中にはすっと入っていきますよ」
これで方針は決まり、たっぷり1時間吹き通すことにした
ステンドグラスの光が美しい吹き抜けのフロア
おばちゃんは階段の途中の踊り場に立った
子供達はフルートを見上げる格好になる
音は下へ降り注ぐようだ
なかなか良し
プログラムも中盤、奇跡が起きた
「誰も寝てはならぬ」の、一番高揚する場面
中央の男の子が立ち上がり
喝采を浴びるように両手を大きく広げて天を仰ぐ
そこへ太陽の光が降り注ぎ光のシャワーとなった
なんだか神々しかったよ
結局大成功で「もっとやって」コールが出た
4〜5歳児が1時間クラシック音楽を聴いて
「まだ終わらないで」と言ってくれた
ちょっとした感動だ
行って良かった
おばちゃんも子供達からエネルギーをもらえた
ウチの姪にもそのうち聴かせてみるか
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