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フルートのこと、響きのことなど 我が家に住まうフルート吹きたちが勝手気ままにおしゃべりします
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「あなたにとって『出来上がり!』って思うのはどんな時ですか」
7人の方にインタビューしてみた

「指が動いて、イメージの通りにできることかな」
「いい感じって、思えるように吹けた時」
「音符がフレーズとなって、良い音程で吹けた時」
「指が動いて、思うテンポで吹けて、アーティキュレーションが吹き分けられた時」
「今までそんな事はありませんでした。いつもほど遠いです。だからあり得ません」
「主題が見えて、和声が理解できて、イメージ通りに演奏できるようになった時」
「楽譜がよく見えて、旋律だけでなくそこにかかわる他の声部も想像できて、上手くブレスできるときかな。ほら、上手く吹けない時って息も吸えないじゃん」

番外編(質問の主旨から少々外れているので)
「タファネルゴーベールが疲れる事無くスムーズに最後まで行ったとき一丁上がり!と思います」
「それは、準備オッケー、即ちウォーミングアップ完了ってことでしょ」
「あっ、そうですね」

それぞれ7人のこだわっている部分が見え隠れした
残念な事に、自分のイメージばかりにこだわり
作曲者の意図に言及する人はいなかった

ところで、この質問に正解があるとしたら
「出来上がり!はあり得ない」
である。
さんがかなり正解に近い理想の高さを見せてくれた
惜しむらくは自分の経験にとどまっていることか

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例えば、身体のバランスをとる時
周囲の景色を見て
自分が地面に垂直に立っているかどうかを認識するらしい
一本歯の下駄を履いてみるとそれが良くわかる
まず、かなり慣れた人でも目を閉じて立つ事は難しい
目を閉じる前に、充分に重心を確認し
動かなければバランスは保たれる
という所まで持っていってから徐に目を閉じる
10秒保てばたいしたものだ
サーカスでの目隠し綱渡りが高等技術という事が頷ける

見えないという事はただただ不安なのだ
近視の方なら誰でも経験があるだろう
「この角度から楽譜が見えない」とか
「光っちゃって見えない」とか
といういい訳をしてしまったり
間違えた直後、楽譜に近づいて取り繕ったことが・・・・・

私のリサイタルの相方のピアニストはやはり近視だというが
殆ど裸眼で過ごしている
リサイタルの本番の時は
大量のピアノ譜を四分の一位に小さくコピーして
めくりを少なくして来る
近視には見えるはずが無い譜面で何曲も弾くのだ
そして
「ここ、めくりが上手くいかないから・・・・」
なんて絶対に言わない

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音符を読めない人はいないと思う
楽譜を読むとなると話はずーっと深くなるので
今は、音の長さやリズムを表す音符の話

音符を読めないと言う人は
ただただ面倒くさいから読まないだけなのだ
リズムをきちんと読み取るよりも
聞き覚えたように演奏した方が手っとり早いのだ

音符を読むために音楽の才能はいらない
ルールを理解しそれに従うのみ

同じ形状のものは同じ
違う形状のものは違う
極々単純な記号の法則
どういう訳かそれを理解する事を拒否する人がいる
そして音符を読めないと言う

音符を読まないのは依頼心に他ならない
自分でやらなくても誰かが教えてくれるもん

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昨日の続き
別な方に訊いてみた
「冒頭の音が怖いと感じる時
  いい音を出したいという気持ちと
  怖いという気持ちのどちらが勝っていますか?」
「いい音を出したいと思うからこそ怖いのだと思う」
「では、本番ではどう?
  いい音を出したいより、早くその時間が過ぎますようにとか祈っていない?」
「ああ、そうかも知れません。ああ、本当にそうです」

いい音を出したいからこそ怖い
いい音を求めて理想を高く持ちたい
でも、本番でつまらない音を出してしまう自分をさらしたくない
従ってどうしても及び腰になってしまう
理想と現実の狭間で自分の能力を充分に発揮できない
本番で起こっているのはそんな葛藤だ

だからこそ、思い込みを捨て冷静に己を見つめるのだ

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フルートを吹いている人は誰でも
「いい音をだしたい」と思って吹いているはずだ
そう信じていた
「いい音をだしたい」からこそ
力んでしまうし
構えてしまうし
視野が狭くなってしまうこともあるし
様々な思惑と違ったことが起こるのだと思って指導してきた
実際にフルートを吹いていない時に話し合うと
皆、例外なく「いい音をだしたいんです」とおっしゃる

しかし

フルートを構えたときの身体のゆがみについて話し合い
「限られた能力を最大限に発揮するために効率の良い身体の使い方を探しましょう」
と言った直後に
「では、それをふまえて発音の練習をしましょう」
と促したら
あまり音の改善が見られなかったので
「出したい音のイメージを持って練習すると効果が上がりますよ」
と言ってみた

どうやら身体を解放する事を意識するあまり
他の事に気がまわらくなってしまったらしい
本末転倒である
己を解放する事が発音を容易くさせ
それこそが「いい音」を選べることに繋がると言う発想は無いのだろうか
さらによく訊いてみると
フルートを吹いている時には「いい音を出したい」と意識する事は少なく
フルートを吹いていない時には漠然と
「いい音を出したい」と思っている
のだそうだ

話題にされてしまった方には申し訳ないが
多かれ少なかれ誰にでも有る事なのかもしれない

一つの事にこだわると目的を見失う
肝に命じて

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