フルートのこと、響きのことなど
我が家に住まうフルート吹きたちが勝手気ままにおしゃべりします
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
これまでに強く影響を受けた人が3人いる
原体験として従姉の『エミコ』
物心ついた頃からエミコは気が利いていた
人が集まる家の長女だったので
幼い頃からきちんと家事を仕込まれていた
子供のくせにお客様に三つ指をついてご挨拶するような
今思うとこまっしゃくれた子供だった
彼女と一緒にいると
自分んがでくの坊に思えて、ひどく落ち込む
本当に、小学生のうちから落ち込んでいた記憶がある
次に出会ったのは中学生時代の吹奏楽仲間のKちゃん
この人のことは前にも書いたので省くが
中学生で自分のフルートをプチ修理していたしっかり者だ
大学時代の先輩、加藤千香子さん
日フィルのライブラリアンを経て
今では、兵庫芸術文化センター管弦楽団のライブラリアンを務めている
何しろ、気が利いているので信頼度は群を抜いている
仕事が速くて確実、何を頼んでも絶対にいやな顔をしない
無理難題にも必ず力になってくれる
いつもなんだか楽しそうに軽口を飛ばしながら
爽やかに仕事をこなして行く
彼女が「面倒くさい」というのを聞いたことが無い
どんな怒濤のさなかでもいつでも現場が明るい
千香さん、また飲みたいね
原体験として従姉の『エミコ』
物心ついた頃からエミコは気が利いていた
人が集まる家の長女だったので
幼い頃からきちんと家事を仕込まれていた
子供のくせにお客様に三つ指をついてご挨拶するような
今思うとこまっしゃくれた子供だった
彼女と一緒にいると
自分んがでくの坊に思えて、ひどく落ち込む
本当に、小学生のうちから落ち込んでいた記憶がある
次に出会ったのは中学生時代の吹奏楽仲間のKちゃん
この人のことは前にも書いたので省くが
中学生で自分のフルートをプチ修理していたしっかり者だ
大学時代の先輩、加藤千香子さん
日フィルのライブラリアンを経て
今では、兵庫芸術文化センター管弦楽団のライブラリアンを務めている
何しろ、気が利いているので信頼度は群を抜いている
仕事が速くて確実、何を頼んでも絶対にいやな顔をしない
無理難題にも必ず力になってくれる
いつもなんだか楽しそうに軽口を飛ばしながら
爽やかに仕事をこなして行く
彼女が「面倒くさい」というのを聞いたことが無い
どんな怒濤のさなかでもいつでも現場が明るい
千香さん、また飲みたいね
PR
それからやっぱり魂を考える
魂の正体を知らねばならぬ
なぜなら、我々の陥る失敗の多くは
「魂」の拡大解釈と誤解によるのだと思う
音に魂を込めようとする
個人的な歌い回しになったり
やたらテンションが上がってしまい暴走する
または、響きを止めてしまう
先日バッハのシャコンヌを演奏するために
「減衰しない四角い音」を目指そう
そして、「シランス・ダルキュラッシオン」(音と音の間には隙間がある)
あの、エネスコでさえ正気を保てなくさせられたシャコンヌ!
そして「四角い音」
そこから連想された身体の反応は
韓国の女性ニュースキャスターの話し方
あるいは軍隊式の角張った動作
スクエアな・・・・というと
真面目で融通の利かないことをイメージしてしまう
減衰しないで音を保つことには
がちがちに突っ張るような固さは必要ない
わかっちゃいるけどやめられない
これも、拡大解釈した「魂」の顕れか・・・・
今日届く筈のウィリアム・ジェイムズの
「プラグマティズム」
「純粋経験の哲学」
何かを教えてくれるだろうか
それとも、予告通りによけいにわからなくなるのだろうか
魂の正体を知らねばならぬ
なぜなら、我々の陥る失敗の多くは
「魂」の拡大解釈と誤解によるのだと思う
音に魂を込めようとする
個人的な歌い回しになったり
やたらテンションが上がってしまい暴走する
または、響きを止めてしまう
先日バッハのシャコンヌを演奏するために
「減衰しない四角い音」を目指そう
そして、「シランス・ダルキュラッシオン」(音と音の間には隙間がある)
あの、エネスコでさえ正気を保てなくさせられたシャコンヌ!
そして「四角い音」
そこから連想された身体の反応は
韓国の女性ニュースキャスターの話し方
あるいは軍隊式の角張った動作
スクエアな・・・・というと
真面目で融通の利かないことをイメージしてしまう
減衰しないで音を保つことには
がちがちに突っ張るような固さは必要ない
わかっちゃいるけどやめられない
これも、拡大解釈した「魂」の顕れか・・・・
今日届く筈のウィリアム・ジェイムズの
「プラグマティズム」
「純粋経験の哲学」
何かを教えてくれるだろうか
それとも、予告通りによけいにわからなくなるのだろうか
ちっ!
自分で自分のキリ番をゲットしてしまった・・・・
がっかりだ
夕べの宴の話
師匠は言う
「今、モイーズを見直している所なのだ」
「溢れ出してしまう人なのだ」
「あれほど音に魂を込められる人は他にいない」
「先生!魂って何ですか?」
「ウィリアムズ・ジェイムズを読め。
魂とは精神とも違うのだ。
益々わからなくなるぞ。」
「・・・・・・・・・・・・」
すっかりわからなくなってしまった
「先生!モイーズの例のMore Life!
Lifeは魂に通じますか?溢れ出してしまう物はLifeですか?」
「そうだね、Lifeはそれも含めて活き活きと」
しかし、モイーズを理解するのは難しいのだ。
沢山の日本人がボスビルに行ったけれど
皆、あの圧倒的なオーラに気を取られ
表面をなぞらえることしか出来なかったのだ。
だからこそ、今、モイーズを見直したい。」
そして、話は5枚組のCDの話題となる
「あの1枚目のショートメロディアスの凄さ」
「そう、そして3枚目の荒城の月、日本人でもああはいかない
それと、フェルーのあれ(恋する羊飼い)素敵だよ」
話は尽きないのだ。そして今宵も更けて行く
自分で自分のキリ番をゲットしてしまった・・・・
がっかりだ
夕べの宴の話
師匠は言う
「今、モイーズを見直している所なのだ」
「溢れ出してしまう人なのだ」
「あれほど音に魂を込められる人は他にいない」
「先生!魂って何ですか?」
「ウィリアムズ・ジェイムズを読め。
魂とは精神とも違うのだ。
益々わからなくなるぞ。」
「・・・・・・・・・・・・」
すっかりわからなくなってしまった
「先生!モイーズの例のMore Life!
Lifeは魂に通じますか?溢れ出してしまう物はLifeですか?」
「そうだね、Lifeはそれも含めて活き活きと」
しかし、モイーズを理解するのは難しいのだ。
沢山の日本人がボスビルに行ったけれど
皆、あの圧倒的なオーラに気を取られ
表面をなぞらえることしか出来なかったのだ。
だからこそ、今、モイーズを見直したい。」
そして、話は5枚組のCDの話題となる
「あの1枚目のショートメロディアスの凄さ」
「そう、そして3枚目の荒城の月、日本人でもああはいかない
それと、フェルーのあれ(恋する羊飼い)素敵だよ」
話は尽きないのだ。そして今宵も更けて行く
その水戸芸術館で何をやるかというと
そりゃあ笛を吹く訳で・・・・
どんな笛を吹くかというと
100年前に生まれたHAYNESの木管フルートとピアノで
モーツァルトの幼少期のハ長調のソナタ
現代の14Kのフルートソロで
廣瀬量平さんの「湖をわたる風の歌」
100年前に生まれたG.HAYNES作のアルトフルートとピアノで
同じく廣瀬量平さんの「岬のレクイエム」
B管のフルートダモーレとピアノで
ミヨーのソナチネ
休憩を挟んでヴァイオリンの片見さんとトリオのステージ
ゴーベールの古代のメダル
マルティヌのマドリガルソナタ
締めはバッハの音楽の捧げ物からハ短調のトリオソナタ
ハ長調で始まりハ短調で締めるというプランだ
曲目を並べてみると、
また今回も体力勝負になってしまった
師匠は言う
「腕力を鍛えると指は動きやすくなるよ」
そうそう、だから
白魚のような指なんて音楽家にはあり得ない、と思っていた
しかし、相方の小林由佳さんの指は真っ白で美しいけれど
鮮やかに自在に確実に動くのだ
見ただけでは鍛え上げられた指には到底見えない
おそらく、篠竹のようにしなやかで繊細な筋肉でできているのだろう
鍛錬することが
「太く、たくましく」だけではないことが良くわかる
これは笛吹きにもヒントにならないか?
そりゃあ笛を吹く訳で・・・・
どんな笛を吹くかというと
100年前に生まれたHAYNESの木管フルートとピアノで
モーツァルトの幼少期のハ長調のソナタ
現代の14Kのフルートソロで
廣瀬量平さんの「湖をわたる風の歌」
100年前に生まれたG.HAYNES作のアルトフルートとピアノで
同じく廣瀬量平さんの「岬のレクイエム」
B管のフルートダモーレとピアノで
ミヨーのソナチネ
休憩を挟んでヴァイオリンの片見さんとトリオのステージ
ゴーベールの古代のメダル
マルティヌのマドリガルソナタ
締めはバッハの音楽の捧げ物からハ短調のトリオソナタ
ハ長調で始まりハ短調で締めるというプランだ
曲目を並べてみると、
また今回も体力勝負になってしまった
師匠は言う
「腕力を鍛えると指は動きやすくなるよ」
そうそう、だから
白魚のような指なんて音楽家にはあり得ない、と思っていた
しかし、相方の小林由佳さんの指は真っ白で美しいけれど
鮮やかに自在に確実に動くのだ
見ただけでは鍛え上げられた指には到底見えない
おそらく、篠竹のようにしなやかで繊細な筋肉でできているのだろう
鍛錬することが
「太く、たくましく」だけではないことが良くわかる
これは笛吹きにもヒントにならないか?
生徒さん達のがんばりを聴いた
1年で意識が変わり大きく進歩した人と
自分の世界を磨いた人と
これから進んで行く道を見つけた人と
それぞれが発表会までの時間を過ごしたと思う
フルートとの関係が浅ければ
少し深く付き合うだけで格段の進歩だ
一方、どっぷり深い関係でいると己を見失う
経験年数が長ければ長い程ステップアップは困難になるのだ
興味を広げて行くことだろう
昨日も書いたけれど、フルートから音楽へ
そして尚、響きの探求は忘れずに
「出来上がり!」などあり得ないのだ
さてさて、わかったようなふりして人のことばかり書いたけれど
自分のことをしなければ
3月のリサイタル会場の水戸芸術館の
夜景がとっても奇麗だった
後藤晴美フルートリサイタル
2010年3月21日 15:00開演
水戸芸術館コンサートホールATM
ここでやるのだ
チケット発売は年明けの1月9日(土)
ヴァイオリニストの片見京子さんと
ピアニストの小林由佳さん
強力な相方です
1年で意識が変わり大きく進歩した人と
自分の世界を磨いた人と
これから進んで行く道を見つけた人と
それぞれが発表会までの時間を過ごしたと思う
フルートとの関係が浅ければ
少し深く付き合うだけで格段の進歩だ
一方、どっぷり深い関係でいると己を見失う
経験年数が長ければ長い程ステップアップは困難になるのだ
興味を広げて行くことだろう
昨日も書いたけれど、フルートから音楽へ
そして尚、響きの探求は忘れずに
「出来上がり!」などあり得ないのだ
さてさて、わかったようなふりして人のことばかり書いたけれど
自分のことをしなければ
3月のリサイタル会場の水戸芸術館の
夜景がとっても奇麗だった
後藤晴美フルートリサイタル
2010年3月21日 15:00開演
水戸芸術館コンサートホールATM
ここでやるのだ
チケット発売は年明けの1月9日(土)
ヴァイオリニストの片見京子さんと
ピアニストの小林由佳さん
強力な相方です