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フルートのこと、響きのことなど 我が家に住まうフルート吹きたちが勝手気ままにおしゃべりします
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どういう繋がりで
「音楽って何だ?」
というテーマを提示したのか・・・・・
もう一度整理してみる

確か師匠が仰った
「音楽的な音」という言葉がきっかけだ

師匠の言う「いい音」=「音楽的な音」
だと思っていた
しかし、やっぱり純粋に音の「いい音」
は存在するらしい

では、音楽とは何だ
ひっくり返すと「楽音」だ
確か楽典の本では燥音と区別されており
媒体の発音する瞬間のショッキングな音ではなく
持続する響きを指していたように記憶する
間に「の」を入れると「楽の音」
即ち音楽的な音ではないか?

結論は急がない
これは「いい音とはなんだ?」の疑問と並んで
永遠に考え続けることになるのだろう

昨日は「1Q84」のBook3の発売が開始された
事前には何の情報も公開されず
唐突に知らされた

一昨日、送料無料・予約受付のメールが届く
「風の歌を聴け」からの
生粋の村上ファンであるおばちゃんは
躊躇する訳もなく即注文してしまった
のせられた感はあるけれど
いながらにして発売日に手にした満足感を味わった

情報コントロールによる宣伝の巧みさ
人気作家の1年ぶりの刊行ではあるけれど
例を見ない初版からの大量刷
朝7:00のニュースではすでに販売中継が流れた

クラシック音楽業界も学ぶ物があるかもしれない


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近頃夢中になっている
Orchestral Principal Flutists
その後の調査参照

このサイトの発見を師匠達に報告した
M.Blavetから始まるOpelaの歴史
トゥルー、ドリュス、アルテス、タファネル・・・・・・
乾杯も忘れてフルーティスト達の名前に惹き付けられる
羅列された名人達の名前だけを肴に楽しめるものなのだ

もう一つのマイブーム
「当たり前にわかりきっていると思い込んでいる
 極シンプルなことを改めてよおく考え直してみよう」
このテーマに則した今日の師匠への質問は
「音楽って何でしょう?」

「音を楽しむ」ことが音楽ならば
音を出して楽しいと感じられれば音楽なのか?

マルヤマさんがハンガリーの酒場で出会った
ショパンの速弾き君
それは見事だと感心するが
曲芸であって音楽ではない!と感じたそうだ

おばちゃんも同感だ
音楽には「しみじみとした感動」が不可欠だと思うのだ

しかし、その見事な速弾き芸に感動する人もいるのだ

師匠は我々に問いかける
「Musicという言葉の日本語が《音楽》だというのは
 いつ誰が決めたの?」

日本に西洋音楽が入って来た時に充てられたのではないか
そしてそれは本当にふさわしい言葉なのか?

もともと《楽》という言葉が日本にはあったと言う
雅がついたり、猿がついたり、田がついたり
《楽の音》という表現もあった

《楽》には音楽や芝居や舞踊の要素が含まれているのだろう

今ではミュージシャンという呼称は
クラシックの音楽家に対して使われない

《楽士》と言うけれど《楽師》とはあまり言わない
《医師》と《看護士》の使い分けと一緒?
《画家》がエラくなると《画伯》になる
《アーティスト》という言葉は意味を大きく広げ
《アート》は大衆の物になった

そして多くの本屋は雑誌屋に変わった

話は廻り廻って
結局《音楽》ってなんだかわからないまま夜は更けて行った

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過去に一人だけ
「音楽を嫌いだ!」という人に遭ったことがある
本当にあの人は音楽が嫌いだったのだろうか・・・・・

嫌いな音楽があるのではなく
音楽が嫌いだ、と確かに言った

どんな不幸な音楽体験をしたのだろう・・・・・

そんなことを思い出していると
Sさんがやって来たので訊いてみた
「音楽のどんな所が好きですか?」
案の定Sさんは質問の真意を計りかねて戸惑う
「自分が演奏することですか?それとも聴くことですか?」
「どちらも含まれる音楽全般です」
しばらく時間がかかったけれど
「・・・・・・・癒される所かな」
「では、音楽を聴いて嫌な体験をしたことはありますか?」
「先日、何人かでタファネルゴーベールを練習したら
  あまりにも音が合わなくてとても不快に感じました」
「なるほど。では、嫌いな音楽はありますか?」
「ハードロック等の音が大きすぎる音楽はあまり好きではありません」

Sさんは音に癒されたいのだ
聴いて安らぎを感じたり心にしみたり
しみじみと感動したいのだ
しかし、今の所自分が演奏する時には癒されていないようだ
音楽をしよう
タファネルゴーベールだって音楽として練習しよう

音楽を嫌いな人が本当にいるのだろうか

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ようやく水戸も桜が開花した
天候が安定しないのでなかなか満開にはならない

4月の終わり頃は
うっすらと花の名残があるだろう

花残り月コンサート2010
茨城県立図書館 視聴覚ホール
4月25日(日)15:00開演

指揮 丸山正昭
演奏 フルート研究会「響き」
演奏曲目は
モーツァルトの交響曲第1番から第1楽章
プッチーニ、ジャンニスキッキから「私のお父さん」
日本古謡である「柴の折戸」
チャイコフスキーの「アンダンテ・カンタービレ」
ドヴォルザークのスラブ舞曲集から第1番と第10番

このコンサートの進行を務めるのだ
司会はお客様に楽しんでいただくためのマストアイテム
作曲された時代や国などの背景、エピソードなど紹介しつつ
高いと思われがちなクラシック音楽の敷居を取り去り
食わず嫌いの方に新鮮な体験をしていただきたい
そんな重要な役目である進行は
上品でかつ親しみやすくなければならない
難しい注文なのだ

ぼやぼやしてはいられない
情報を集めて原稿を作らねば
そして美容院にも行かなくちゃ

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今日の午前中のレッスンでの一幕
長刀の先生のTさん
小柄なので、肩とフルートが近くなってしまう
♯が4つもついているので楽譜に近くなってしまう
あごと左肩、楽譜の三点間の距離が狭くなり
力が蟠ってしまった

「つぶさないように、力を抜いて」
「あごを引きすぎないで」
といった毎度の注意はもはや効き目が薄い
なんとなく
「遠くへ!」
と言ってみた

その瞬間、Tさんの音はきらりと輝いた

訊いてみると
「遠くへ!」という言葉は
普段、長刀のお稽古で
お弟子さんに対して使っているのだそうだ
「遠くへ!」と言うと、お弟子さんの力が抜け
流れがすうっとして、上手く運ぶのだそうだ

「遠くへ!」という言葉を聞いた瞬間
Tさんは、はっ!としたとおっしゃる
そしてとても心地好く吹くことが出来たそうだ
ご自分で使っている言葉だからこそ響いたのだろう

こんな瞬間は指導者冥利に尽きる

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HN:
フルートのおばちゃん
年齢:
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女性
誕生日:
1961/04/01
職業:
しがない笛吹き改め花も実もある笛吹き
趣味:
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