フルートのこと、響きのことなど
我が家に住まうフルート吹きたちが勝手気ままにおしゃべりします
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○美しい音を出そうと思わなかった日が
1日でもあっただろうか・・・・・・
きっとない
美しい音のために多くの時間を使っている
ここから間違っていたとはね
美しい音は一つの材料に過ぎないのだろう
必要なのは一つの美しい音ではなく
作曲家が求めるあらゆる音だ
無限のヴァリエーションをパレットにコレクションするのだ
面白いこと言ってやろう
皆がはっとするようなアイディアを出してやろう
話が盛り上がるような質問を投げかけよう
そんなことばかり考えて
いつもすべっては自己嫌悪している
音楽だってきっとそうなのだ
美しい音楽を奏でたい
上手く聴かせたい
いつになったらここから抜け出せる?
○演奏は人生だ
その人生に共感した人だけが感動する
T子叔母はリサイタルの後にいつも言う
「あんたのやっている音楽はちっともわからないけれど
感心したよ
なんだかわからないけれど良くやっているのはわかる
あんなに長い時間一人で立って立派だったよ
眠らないで全部聴いたよ
よくやったね」
人生に共感してくれる叔母だからこその言葉だ
○無から産み出す芸術家はいないんじゃないかな
画家は見えた物をそこへ移す
作曲家は聴こえた音楽をそこへ書き取る
作家は誰かの人生を書く
全て経験が元になっているのだそうだ
再現芸術家は演奏家だけではないということか・・・・・
○「神の声」は内なる声か外からの声か・・・・・
やっぱり内なる声に違いない
1日でもあっただろうか・・・・・・
きっとない
美しい音のために多くの時間を使っている
ここから間違っていたとはね
美しい音は一つの材料に過ぎないのだろう
必要なのは一つの美しい音ではなく
作曲家が求めるあらゆる音だ
無限のヴァリエーションをパレットにコレクションするのだ
面白いこと言ってやろう
皆がはっとするようなアイディアを出してやろう
話が盛り上がるような質問を投げかけよう
そんなことばかり考えて
いつもすべっては自己嫌悪している
音楽だってきっとそうなのだ
美しい音楽を奏でたい
上手く聴かせたい
いつになったらここから抜け出せる?
○演奏は人生だ
その人生に共感した人だけが感動する
T子叔母はリサイタルの後にいつも言う
「あんたのやっている音楽はちっともわからないけれど
感心したよ
なんだかわからないけれど良くやっているのはわかる
あんなに長い時間一人で立って立派だったよ
眠らないで全部聴いたよ
よくやったね」
人生に共感してくれる叔母だからこその言葉だ
○無から産み出す芸術家はいないんじゃないかな
画家は見えた物をそこへ移す
作曲家は聴こえた音楽をそこへ書き取る
作家は誰かの人生を書く
全て経験が元になっているのだそうだ
再現芸術家は演奏家だけではないということか・・・・・
○「神の声」は内なる声か外からの声か・・・・・
やっぱり内なる声に違いない
「美は美しさを意識してなされた所からは生まれてこない」
という話題
師匠に訊いてみた
「先生は美しい音を出そうと思って演奏されないのですか?」
「勿論思ったことがない」
「やっぱり我々が勝手に美しいと感じるんだ・・・」
「その、我々ってのも違うよ」
「あっ、じゃ、我」
「そう」
「では、モーツァルトの音楽を美しいと感じ
その美しさにふさわしい音を出そうとは考えますか?」
「それは勿論、楽譜に忠実なだけで作為とは違うのだ」
「楽譜に忠実なこと」
に関する話
「マーラーの音楽を忠実に再現しようとした音楽を聴いた
主旨は良くわかるが面白みに欠けた
楽譜に忠実でありながら音楽に忠実でなかったのだと思う」
「?????????
楽譜に忠実と音楽に忠実は違うの?」
「マーラーの場合はひどく細かく指示があるのだ
それを再現することが最優先されてしまったようだ」
「なるほど・・・・本来は音楽に忠実であるために
楽譜に忠実なのですよね」
「演奏は人生だ」
という話題
「楽譜に忠実でなくても感動する音楽だって随分聴いた
吉田先生の紀尾井ホールでのシリンクス
あのBは本当にいい音だった
一昨年聴いた川崎先生の演奏だって本当に素敵だった」
「それこそ人生を聴いているんでしょうね」
「そう、その人生に共感した人だけが感動する」
「・・・・・・・・」
「いい音って何だろう・・・・・」
という話題
師匠に訊いてみた
「先生は美しい音を出そうと思って演奏されないのですか?」
「勿論思ったことがない」
「やっぱり我々が勝手に美しいと感じるんだ・・・」
「その、我々ってのも違うよ」
「あっ、じゃ、我」
「そう」
「では、モーツァルトの音楽を美しいと感じ
その美しさにふさわしい音を出そうとは考えますか?」
「それは勿論、楽譜に忠実なだけで作為とは違うのだ」
「楽譜に忠実なこと」
に関する話
「マーラーの音楽を忠実に再現しようとした音楽を聴いた
主旨は良くわかるが面白みに欠けた
楽譜に忠実でありながら音楽に忠実でなかったのだと思う」
「?????????
楽譜に忠実と音楽に忠実は違うの?」
「マーラーの場合はひどく細かく指示があるのだ
それを再現することが最優先されてしまったようだ」
「なるほど・・・・本来は音楽に忠実であるために
楽譜に忠実なのですよね」
「演奏は人生だ」
という話題
「楽譜に忠実でなくても感動する音楽だって随分聴いた
吉田先生の紀尾井ホールでのシリンクス
あのBは本当にいい音だった
一昨年聴いた川崎先生の演奏だって本当に素敵だった」
「それこそ人生を聴いているんでしょうね」
「そう、その人生に共感した人だけが感動する」
「・・・・・・・・」
「いい音って何だろう・・・・・」