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フルートのこと、響きのことなど 我が家に住まうフルート吹きたちが勝手気ままにおしゃべりします
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今日はA氏のフルートが届くはずです
銀管のフルートで楽器を響かせることについて
最近ようやく到達した感触を確認したいと考えています
思えば70年代後半に音楽大学に入学した当時
「鳴らすこと」と「響かせること」の区別が無かったように思います
それは私が未熟だったのか
時代がそうだったのか・・・・・
「鳴る」というのはプレイヤーとその楽器にとって
最大の賛辞だったのです
「響く」というのは部屋やホールなど
演奏するスペースに限定して使われていたように記憶しています
それは私が未熟だったのか
時代がそうだったのか・・・・・
金の楽器は銀の楽器よりも「鳴り」が強いのです
それだけに響かせることはとても難しく
また、鳴りの強さに「大きな音が出た!」と
安易に満足してしまう傾向があるように感じます
70年代後半から80年代にかけて大きな音が好まれ
「鳴り」が強くパワフルな音の金の楽器が大変に普及し
バブル経済との相乗効果で
高校生や中学生までが金ぴかになった爛熟時代が有りました
今はそのゴールドラッシュも落ち着き
フルートの音の好みも正常に戻りつつあるそうですが

少し考えてみれば
打楽器と同じように金属を振動させることが発音することなのだから
「響かせる」ということと「鳴らす」ことは別のことだとわかります
難しいのは息を使ってそれをすること
多分発声にとても良く似ていると思います
名人の真似をしてその方法を見つけよ
そうやって[Tone Development]を使うのです

来週はおばちゃんちの生徒さん達の発表会です
素敵な響きを聴かせてね

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14Kはタンポを全交換することになりました
やっぱり10年ものはいただけないらしいのです
なんだか、すっかり水分の無くなった己の手のひらを
じっと見つめて・・・なぜか砂漠を連想しました
入院期間は約1か月
長のお別れです
さぁて、そこで問題発生です
100歳になろうという高齢のヘインズ木管は
ピアノ相手には超音痴になってしまいます
1ヶ月間ピアノ伴奏で吹かない時期など考えられません
だからといって、ピアノを438で調律し終わったら442に戻すなんて
そんな贅沢も出来ません
増してその費用を負担してくれる奇特な人などおりません
では、移調してダモーレを使うか
せいぜい三点gが上限の曲はバロック以外には考えにくいし・・・・
そこで
懇切丁寧で全信頼を託している優しいA氏にお願いをして
彼の愛器をお借りすることになりました
同じGUO Brothersの楽器なので多分好きな音のはずです
そして、久しぶりの銀管
気分が変わって何かを発見できるかも
ちょっと楽しみです

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14Kが入院しました
絶対の信頼を寄せているAさんの治療を受けるのです
タンポが何しろ古くて
私のパートナーとなって10年経っていますが
いくつかは交換したものの
ほとんどのタンポがその時のままなのです
リペアマンによっては5年に一度は交換しなさいという人もありますが
古くなって良くなじんだタンポというのが
何とも良くて捨てがたく
気がついたら10年経ちましたか・・・・
14Kのお留守の間の私の相方は
ジャジャーン

もうすぐ100歳になるという1910年生まれの木管ヘインズです
この楽器は1昨年の水戸芸術館のリサイタルで使用した際
コンサートホールATMで一番残響が長かったのです
木の柔らかいけれどとても強い響きが気に入っています
日常的に使わない理由は
1、木管であり高齢のためアンブッシャーホールのカットの維持が心配であること
2、ピッチが438くらいなため、レッスンで使いにくいのです
デュエットをするとき1cmくらい抜いてと言うかもしれないけれど
どうかお許しを


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ダイソーで見つけた高額商品¥630です

なかなか良く出来ていますよ
実は始めに卓上式12本タイプを同じ値段で購入しましたが
開けた瞬間に姪に奪われてしまい
決して触らせてもらえなくなったので
奴に見つからないように自分専用のを改めて購入したのです
吊り下げ式16本タイプです
これは同じくダイソーのマグネット式フックを利用し
見事に譜面台と一体化させたものです
ほほほ、可愛らしい音がするのよん
発表会で鳴り物が必要なアンサンブルにでも使おうかしら

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カルーソーの初期録音を聴いています
レオンカバルロの「衣装をつけろ」
モナコが最高だと思っていたら
ジーリが素晴らしく、
そしてカルーソーはまた凄い

昨日、モーイーズの「Tone Deveropment」で
カルメンの花の歌を練習してみた

このテキストは世紀の名人の歌や演奏を聴き
それを真似することで音を発展させよう
という目的でモーイーズが残してくれた宝物
別の「私のフルート論」という文献の中で
お手本にすべき世紀の名人が並べられています
そこにはカルーソやメルバ、テトラッツィーニ、シャリアピンなどのオペラ歌手
歌曲ならばバリトンのマルクーやフュジュール
ピアニストならばコルトーやプランテ
ヴァイオリンならクライスラー、エネスコ、ティボー、イザイエ
チェロならカザルス
弦楽四重奏ならばカペエ

以前私のCDライブラリーのカルメン花の歌は
無い訳ではなかったのだけど
カルーソーの花の歌を聴いて
初めて発展に繋がるお手本に巡り会った気がします

そして、Tone Deveropmentの意味が
やっとわかったような気がします
しかし、そのお手本とすべき音を集めること
集めた音源から、その曲をスムーズに探し当てることが
実は簡単ではないのです

そうか専用のCDを編集すればいいんだね
世の中便利になったもんだ

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HN:
フルートのおばちゃん
年齢:
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女性
誕生日:
1961/04/01
職業:
しがない笛吹き改め花も実もある笛吹き
趣味:
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