こまったにゃ

お盆にゃ
昨日からおじいちゃんとおばあちゃんのが来てる
そして、あたしのお部屋に大きな提灯がつるされ
大事なベッド2が撤去された
おうちの中で一番涼しい独り寝のベッドなのに
　　　　ここにゃ　


おじいちゃんは
こんにゃ可愛いあたしを恨めしそうに見る
だから提灯があるお部屋に行けにゃい
夕べはおウチ中を彷徨ったあげく独りで円寝した



愛が足りにゃい　愛を下さい
足にすがっても補給しなきゃ


お盆にゃんて大嫌いにゃ

どM?

ちょいとおまいさん
寄ってかない
いいことしようよぉ



プロレスごっこはいかが
こんなヘッドロックも気持ちいいのよん



・・・・・・・・・・・

寝る子

梅雨が明けたら
暑いので



なるべく足を伸ばして寝て過ごします
無理すると倒れてしまうので



こんな風にあたしのおウチから
のんびり田園風景を眺めたりもします

選ばれしもの

多頭飼いのお宅では
その晩一緒に寝る猫を飼い主が選ぶと言う
指名された猫はそれなりに
「選ばれた」誇らしげな顔をして寝室に行くらしい
これは聞いた話だ

我が家で多頭なのはヒトなので
選ぶ権利は奴にある

奴は黙ってその日の寝室へ赴く



今日は選ばれた

愛の奴隷

肌寒い日曜日
奴がレッスン室に入ってきた
こちらが暇な時にはいくら呼んでも一人で寝ているくせに
ちょっと寒かったり寂しかったりするとやって来るのだ

おばちゃんはどうせ奴隷なのだ
しょせんソファーなのだ
さらいたいとおもっていたのに膝の上で寝てしまったので
無理矢理起こしてPhoto Boothを起動
寝起きなのでご機嫌斜めだ



「お写真は嫌いニャ」
　「手をお貸しなさい。吸ってあげます」



「この後ろ姿はおばちゃんの愛の左手をちゅばちゅば吸っているのだ
　　しかし、この頃ようやく気づいたらしい
　　己が吸っているものが幻だということを」

「吸うとお腹すくニャ　にゃんでかニャ」
　「飽きたから寝るニャ」