昼下がりの・・・・・

夏の午後
何の予定もにゃい昼下がり・・・・・・



年下の黒いあの子が訪ねてくるわけでもにゃく
話し相手のもぐらちゃんも土の中
ライバルのお姉ちゃんもテレビに夢中
暇だにゃ〜



あたしの寝顔
良く可愛いって言われるけど
うふんまつげが長いのお判りににゃる？



毛だらけでどれが睫毛かなんて全然わかんにゃいって
ひどいにゃ　ひどいにゃ

向いてる？向いてない？

オーナーが長い海外赴任の間
自由にお借りしていたアルトフルートの名器
ジョージヘインズを正式に譲り受けた

不在をいい事にずるずるお借りしたままだったが
ようやくけじめをつけたのだ

重さが1kgもあり、女の細腕（という事にしておいて欲しい）には
かなりの負担だが
この楽器でしかない深い響きを醸し出す
このアルトで無ければ絶対にダメなのだ
来春予定しているリサイタルで演奏する「岬のレクイエム」も
絶対にこの楽器でなければあり得ない
というほど惚れ込んでいるのだ

一件落着である
記念に画像を載せたい所だが
長い間の放浪癖が抜けず、今も旅に出ている
帰ってきたら華々しく載せる事にする

先日
「わたしには向いていないのではないかと思います」
と、おっしゃる方がいた
何が？っていうのが大切なので
お話しを伺ってみると

　フルートを吹くのに物理的に向いていないのか
　こつこつと練習することに向いていないのか
　より美しい音楽を求める事に向いていないのか
　自分を観察する事が向いていないのか
　探求する事に向いていないのか
　楽しむ事に向いていないのか

判然としないから向いていないで片付けようとするのか
今ひとつ伝わらなかった

上記の全ての事に向いている人がいたら
きっと天才だろう
でも、「向いている」より「好き」のほうが大事だと思う

甘えと突っ張り

昨日の続き
では、甘えにもっと踏み込んでみよう
甘えとは「キューティーハニー」に代表される
“だって、だってなんだもん”で終始する言い訳である

　だってできないんだもん
　だって恐いんだもん
　だって速いんだもん
　だって高いんだもん
　だって苦手なんだもん
　だって今それどころじゃないんだもん

言葉だけ並べたら勘弁してくれ
と逃げ出したくなるでしょ

ところで、♀的甘えの他に
♂的見栄っ張りもある

なぜか大人の男性はブレスをやせ我慢する傾向がある
その我慢がどれだけ自分を縛り付けているかに気づかず
ブレスの記号のない所では絶対に息を吸わない
その強固な意志には感動すら覚えるけれど
ただただ気の毒である

「息を吸ってもいいんですよ〜」
といっても
「なんのこれしき」
と歯を食いしばってしまう

でも、本当に百害あって一利無しだから
突っ張るのはやめて楽になろうよ

大人のお作法

相変わらず窓の開かないはるぽで鉾田に向かう道すがら
「音に顕れる幼児性」を考えていた
音楽に顕れる幼児性では無く「音に顕れる幼児性」

例えば声
話し方に顕れる幼児性
選ぶ語彙、言葉使いによる幼児性の他に
発声に顕れる幼児性があると思う
発声が素敵だとたいした内容を話していなくても
その話し手をなぜか知的に感じる

音にも同じ事が言えるだろう

では幼稚な音は何に起因する？
甘えではないだろうか

自分に、楽器に、楽譜に、音楽に甘えて
ルーズな奏法になっていないだろうか？
セルフコントロール、大人の作法だ


なんて考えながら田舎道を走っていたら
左側から50ccのバイクが入ってきた

彼はホームセンターで購入したと思われる
1m50cm位の棒状の物を携えていた
左側に持ち替える
？？？？持ち替える？
げっ奴は手で持ってバイクを運転しているのだ
何かの拍子でその手が緩んだらおばちゃんに直撃じゃないの
スピードを落とし車間距離を大きく取る
くわばらくわばら

目から鱗が落ちた後

目からウロコが落ちた後・・・・・
「どうすればいいか」を知る事がが肝要だ
このままだと雲に撒かれる
整理してみよう
「鳴りは響きの前に必ず在るのではなく、響きと共に在る」
そして、良い鐘は自分で振動しちゃうのだ
鳴らす必要は無い

それがわかったならば
それが「鳴り」であるか「響き」であるかが判断できれば良い
「鳴り」は黄色い楽典の本で言う燥音である
あれっ・・・・・・・・・・・・・
ウロコ以前に戻ってしまった

でもね、この繰り返しなのだと思う
今戻ったことを無駄にするな
振動に無頓着になるな！常に感じるのだ！
きっとそのうち、そっと優しい風をあてるだけで
鐘は自分で響きだす