ダモーレデュオ

笛吹き仲間のNくんがやってきた
おばちゃんのダモーレと同じ出自のフルートダモーレを携えて！

おそらく、この世に二本しか無い（二本しか作られていない）
その二本が出会ったのだ

早速DUO

Telemannの新譜
バスなしで二本の横笛の為に書かれた９曲のソナタ

私たちのダモーレはヘッドに黒檀が使われていて
その効果で柔らかい木の音がする
細部まで心を配って作られており一切のパーツには角が無いのだ

柔らかい響きに包まれて心地よいときが過ぎた

これは、いつか本番をやらねばならぬ！
ねぇ、Nくん

Get!

お友達からいただいたお宝を
詳しい方に鑑定してもらった

Jリーグ発足当時から、アントラーズを応援し続けているのだ
ずっと強かったアントラーズだけど
昨年は３連覇をやってくれた

21番GK　曽ヶ端 準選手のサイン



６番MF　中田 浩二選手



４番DF　大岩 剛選手



自慢なので見せちゃいます
Yさんありがとう！

尊敬する人たち

これまでに強く影響を受けた人が３人いる

原体験として従姉の『エミコ』
物心ついた頃からエミコは気が利いていた
人が集まる家の長女だったので
幼い頃からきちんと家事を仕込まれていた
子供のくせにお客様に三つ指をついてご挨拶するような
今思うとこまっしゃくれた子供だった
彼女と一緒にいると
自分んがでくの坊に思えて、ひどく落ち込む
本当に、小学生のうちから落ち込んでいた記憶がある

次に出会ったのは中学生時代の吹奏楽仲間のKちゃん
この人のことは前にも書いたので省くが
中学生で自分のフルートをプチ修理していたしっかり者だ

大学時代の先輩、加藤千香子さん
日フィルのライブラリアンを経て
今では、兵庫芸術文化センター管弦楽団のライブラリアンを務めている
何しろ、気が利いているので信頼度は群を抜いている
仕事が速くて確実、何を頼んでも絶対にいやな顔をしない
無理難題にも必ず力になってくれる
いつもなんだか楽しそうに軽口を飛ばしながら
爽やかに仕事をこなして行く
彼女が「面倒くさい」というのを聞いたことが無い
どんな怒濤のさなかでもいつでも現場が明るい

千香さん、また飲みたいね

本番が終わったので

師匠を笠間にご案内した
お気に入りのスポットがあるのだ



以前も紹介したけれど
工芸の丘の広ーいスペースの一角に
野外音楽ステージがあるのだ
この角の生えたテントの下が響くように作られているので（床は石）
師匠にイッパツ吹いていただいた

空気はどこまでも閉ざされずに広がっているのだけれど
だからこそ音はどこまでも飛んで行くのだ
どこまで離れても師匠の音は減衰しない

こんな音楽会もいいな
と思いながら・・・・・・・・

Kちゃんのこと

中学生時代、とても影響を受けた友達がいた
Kちゃん
吹奏楽部のフルート仲間
今思うと、彼女は素晴らしく気の効いた子だった
全てにおいて私よりも高い能力を持っていた

まず頭が良かった
そしてピアノを巧みに弾き、きちんと楽譜も読めた
フルートに向いている骨格と唇を持っていた
そして色白で可愛くて男の子に人気があった

私達は毎朝自転車で通学していたが
通学路の途中に大きくカーブしながらの急な下り坂があるのだ
無雑作にかごに入れられたフルートは
いつもそこでジャンプして道に放り出された
今考えると信じられない扱いだがフルートは丈夫だった

勿論扱いが悪いのでしょっちゅうキイのバランスは狂った
Kちゃんは、誰に教わった訳でもないのに
調整ねじをちゃんとみつけてだいたい治してしまった
フェルトやコルクがとれたってすぐにつけてしまった
ワインのコルクを削ったという不格好なコルクにはさすがに笑った
初めて楽器をばらばらに分解したのもこの頃だ
バネが引っかかって元に戻すのに苦労をして冷や汗をかいたものだ

大事なコンクールや定期演奏会など
抜け目無く録音要員を確保し、全ての記録を残していた
色白で可愛い人気者のKちゃんは
男の子達へのお願いにお菓子を一つ添える事も忘れなかった

「要領が良い子」は子供の頃からこうなのだ

kちゃんはあんなにフルートに向いていたのに
音楽の才能もあったのに
専門家は目指さなかった

現在は看護士をしているらしい
さぞや素敵な大人になっているだろうな